ブラウザはホームページを見るときに使うソフトで、インターネット活用には欠かせませんね。今や、ブラウザは、パソコンソフトの代表格です。でも、ブラウザを使うときにお世話になる用語、JavaScript、アドオン、キャッシュ(一時ファイル)、クッキー・・・意外に難しいです。
なお、ブラウザを有効に活用するためには、ブラウザに関する用語を知ることが大事かと思います。ブラウザ活用に必要な用語を簡単に説明して、特に必要な用語を詳しく説明します。
ブラウザは、数年前とは比べ物にならないぐらい高機能になりました。機能アップした中で、ここ数年、大きく変わったのが、
一つのブラウザ画面に複数のホームページを表示させる「タブ機能」
です。
また、危険なホームページから守る安全対策機能も充実し、ほとんどのブラウザが、フィッシング詐欺対策やマルウェア対策などのセキュリティ機能(安全機能)を備えるようになりました。今回紹介する用語は、以下の用語です。
(1) タブ機能: ブラウザの一つの画面の中に、複数のホームページを表示させる機能
(2) JavaScript(ジャバスクリプト): ホームページに組み込み動きを加えるもの(簡易プログラミング言語)
(3) アドオン、プラグイン: ブラウザの機能を拡張させるソフト
(4) クッキー: ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報
(5) パスワード: ホームページ・サービスを利用する際のログイン情報
(6) キャッシュ(一時ファイル): 読み込んだホームページ情報を一時的に格納している領域
(7) フィッシング詐欺対策: 危険なホームページに誘導し個人情報を盗む「フィッシング詐欺」を防ぐ機能
(8) マルウェア対策: ホームページに潜むウイルスなどの危険なソフトを防ぐ機能
なお、関連用語を図で説明しますので、参考にしてください。
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■ ≪大事なこと≫ URLが"http"ではなく"https"の場合とは?
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URLが"https"の場合は、「httpの通信をセキュア(Secure:安全)に行う」という意味です。通信が暗号化されているため、通信の途中でデータをのぞき見されても、内容が伝わることはありません。ただし、通信相手を保証するものではありません。
なお、オンラインバンキングなどでは、SSLの安全性を更に強固にした「EV SSL証明書」が使われているかの確認も必要です。
EV SSLの場合、例えば、アドレスバーが緑色になり、その横に鍵のマーク、さらに企業名と認証局名が交互に表示されます。
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■ 用語の概要
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■ タブ(tab)機能
多くのホームページを開いても、起動したブラウザの一つの画面(ウィンドウ)の中に、複数のホームページを開くことができる機能です。今では、ほとんどのブラウザが、この機能を持っています。
ブラウザの場合、画面の中にタブを追加することで、一つ一つのタブにホームページを表示することができます。
■ JavaScript(ジャバスクリプト)
ホームページの表示に動きを加えるソフトです。このJavaScriptをホームページに組み込みことで、高度な機能を付け加えることが可能です。しかし、このJavaScriptを使えば、ホームページに危険な処理を追加することもでき、JavaScriptを使ったウイルスもあるので要注意ですね。
■ アドオン、プラグイン
アドオン(拡張機能)、プラグインは、ブラウザに機能追加するソフトウェアです。なお、アドオンとプラグインは、明確に区別されておらず、ブラウザによって言い方が異なります。とにかく、アドオン・プラグイン共に、ブラウザの機能を拡張させるためのソフトウェアと考えて下さい。
■ クッキー(Cookie)
ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報を、パソコンに記憶する仕組みです。ブラウザがこのクッキーを利用することで、次回のデータ入力時に、データ入力の手間を省いてくれます。
クッキーは利用者にとって便利な機能ですが、クッキーの中には大事な個人情報が入っており、この個人情報が漏洩したり悪用されたりするので、ネットカフェや共通パソコンなどで利用した場合には、使用後、クッキーをクリアするなど注意が必要です。
■ キャッシュ(一時ファイル)
インターネットから読んだホームページ情報を、パソコンの中に一時的に格納しているものです。このことで、次回のアクセス時にホームページを読み込む必要が無くなり、表示時間が短縮できます。
但し、キャッシュにはホームページ閲覧情報が残り、またブラウザを長い間使うと、このキャッシュにデータがたまりディスク容量を消費するので、時々、クリア(削除)することが必要です。
■ フィッシング詐欺対策
あたかも銀行や著名なホームページのようなふりをして、不正なホームページに人を誘導し、個人情報を入力させようとするのが「フィッシング詐欺」です。
■ マルウェア対策
ウイルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェアから守る機能です。危険なホームページを開いた時に、警告メッセージを表示したり、悪意のあるソフトウェア (マルウェア) が潜んでいないかを確認する機能です。
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■ 用語詳細 ”タブ(tab)機能”
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以前のブラウザでは、ホームページを見るたびにブラウザが起動され、どんどん多くのホームページを見ていくと、パソコン画面は、たくさんのブラウザの画面だらけになってしまいました。
「タブ機能」とは、このような事態を解消するために考え出されたものです。
この「タブ機能」があると、多くのホームページを開いても、起動したブラウザの一つの画面(ウィンドウ)の中に、複数のホームページを開くことができます。
このブラウザの「タブ機能」は、OfficeソフトのExcelを考えたらイメージがわきます。Excelには複数のシートがあり、シート名のタブを切り替えることで、シートを選択していきますが、ブラウザの「タブ機能」は、これと全く同じ動作です。
なお、"Excelに1シート"しかなかったら本当に不便ですよね。Excelに複数シートが存在するからこそ、操作性もよくなり、様々なことが可能になります。
ただし、多くのタブ(ホームページ)を開くと、ブラウザの速度が遅くなるので、注意下さい。でも、10個程度のタブであれば、特別問題なく、ホームページを表示することが可能です。
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■ 用語詳細 ”JavaScript(ジャバスクリプト)”
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JavaScriptは、ホームページに組み込み、ホームページの表示に動きを加えることができる、簡易プログラミング言語です。
ホームページに、このJavaScriptで作られた処理を追加することで、流れる文字を表示させたり、アクセスするたびに違う文章や画像を表示したり、より動きのあるホームページ作成ができます。
JavaScriptは、それまでは静的な表現しかできなかったホームページに、動きや対話性を付加することを目的に開発され、主要なWebブラウザのほとんどに搭載されています。
但し、ホームページに高度な機能を付け加えるJavaScriptですが、反面、ホームページに危険な処理を追加することもできます。
ホームページを見たときに、危険なホームページに移動させたり、悪さをするソフトをダウンロードさせたり、個人情報を盗んだり、様々な危険な処理をホームページに組み込むことができます。
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■ 用語詳細 ”アドオン、プラグイン”
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アドオン・プラグイン共に、ブラウザの機能を拡張させるためのソフトウェアです。細かく言うと、以下のような違いはありますが、アドオン・プラグイン共に、ブラウザの機能を拡張させるためのソフトウェアと考えて良いです。
(1) アドオン(拡張機能)
ブラウザに追加される拡張機能のことで、ブックマーク、ダウンロード、写真・音楽・動画、タブ、情報共有、セキュリティなど、ブラウザ機能をより便利にすることができます。アドインとも言います
(2) プラグイン
基本的には、ブラウザの中で他の高度な機能を使えるようにしたソフトウェアで、動画や高品質の音声再生などを、ブラウザに追加します。PDFデータを見るソフトAdobe Reader、動画を再生するソフトFlash Playerなどがあります。
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■ 用語詳細 ”クッキー(Cookie) 個人情報を記憶するクッキー(Cookie)”
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クッキー(Cookie)とは、ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報を、パソコンに記憶する仕組みで、次回のデータ入力時にそれを利用することで、ブラウザの操作を省力化させる仕組みです。
例えば、ある会員制のホームページにおいて、各パソコンに、会員番号等の情報がクッキーとして保存され、次回そのホームページにアクセスした際にそのユーザー情報を、会員制のコンピュータが抽出し、どの会員がアクセスしたかを認識します。
よく、会員制のホームページを訪問した際に、「○○様ようこそ!」や、以前購入した商品と似たような商品の紹介分が出ていたりするのが、クッキーでやり取りされた結果です。
クッキーは利用者にとって便利な機能ですが、クッキーの中には大事な個人情報が入っており、この個人情報が漏洩したり悪用されたりするので、充分な注意が必要です。
インターネット・カフェなどの、自分のパソコン以外で、金融サイトやショッピングサイトをアクセスすると、この時の個人情報がクッキーとして残るので注意下さい。
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■ 用語詳細 ”キャッシュ(一時ファイル)”
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インターネットから読んだホームページ情報を、パソコンの中に一時的に格納しているものです。
ブラウザでは、次回のアクセス時にホームページを読み込む時間を短縮するために、キャッシュに、読み込んだホームページ情報を保存しています。
このキャッシュを利用することで、前回、読み込んだホームページは、インターネットと通信することなく素早く表示することができます。
なお、キャッシュ・Cookieには、ホームページ閲覧の情報が残っており、ネットカフェや共通パソコンなどでホームページ閲覧をした場合などには、クリア(削除)することが必要です。
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■ 用語詳細 ”ブラウザのフィッシング詐欺対策”
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フィッシング詐欺は、メールで”偽のホームページ”にアクセスするように仕向け、個人の金融情報(クレジットカード番号、ID、パスワード等)を入力させるなどして、個人の重要な情報を不正に入手する詐欺行為です。
代表的なフィッシング詐欺は、銀行を装ったメールに「個人情報を再登録する必要がある」などと書かれ、本物とそっくりの、偽りのホームページにアクセスさせて、クレジットカード番号などを打ち込ませ、大事な個人情報を不正に入手します。
最新版のブラウザには、この”フィッシング詐欺対策”が、ほとんど搭載されています。
使っているブラウザにフィッシング詐欺対策があるか確認擦ると共に、フィッシング詐欺対策が有効になっているか確認下さい。
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