2014年6月23日月曜日

電子メールを上手に活用しましょう 電子メールのエチケット(ネチケット)とは?

インターネットが普及した今、相手との連絡に、電子メールは欠かせない道具になりました。しかし・・・電子メールは、使い方にも注意しないと、思わぬ落とし穴があります。普段の会話ではなんでもないことが、電子メールだと誤解をまねくこともあり、また、電子メールを悪用したウイルスや詐欺(フィッシング詐欺)などもありので、注意が必要です。

なお、利用者が守るべき基本的なモラルやマナーのことを、インターネットの世界では、「ネチケット」(netiquette)と呼ばれています。ネットワーク(network)とエチケット(etiquette)の合成語です。

今回は、電子メールのエチケット(ネチケット)に関して、昔から有名な「ネチケットガイドライン」をもとに、まとめてみましたので、参考にして下さい。


なお、参考にした「ネチケットガイドライン」は、1995年、今から20年以上も前に書かれたものですが、電子メールの使い方など、今でも通用する内容が多くあり、驚きます。技術が進歩し、中には古い内容もありますが、今でも充分注意する内容が多々あります。

この「ネチケットガイドライン」をみても、”時代が変わっても、守るべき基本的なことは変わらない”ことがよく分かります。

  「ネチケットガイドライン」   サリー・ハンブリッジ著
    1995年10月 高橋邦夫訳 1996年2月2日
   http://www.cgh.ed.jp/netiquette/rfc1855j.html




■ 電子メールのエチケット(ネチケット)(2014年版) *夢一灯編

上記の「ネチケットガイドライン」の電子メールの解説部分を参考に、最新の内容を加味して、電子メールを使うときの注意すべき点をまとめてみました。


(1) 電子メールは万能ではありません。電話なども有効に活用しましょう。

電子メールの内容で、言いたいことを正確には伝えるのは、難しい場合があります。緊急に連絡が必要な場合、メールだと感情的になるような場合等は、電子メール以外の手段(電話、直接会う 等)を利用しましょう。


(2) インターネット上のメールは安全ではありません。

インターネットでのメールは盗聴の危険性や、メールが悪用される危険性があります。クレジットカード番号、パスワードなど他人に知られたくない個人情報や非公開情報などは決してメールに含めてはいけません。


(3) 不審なメールは「無視」が大原則、絶対に返信しないことが大事です。

迷惑メールは、「スパムメール」や「ジャンクメール」とも呼ばれています。簡単に言えば、”一方的に送られてくるメール”です。このようなメールは”無視して即削除”することが原則です。返信はNGで、もし返信するとメールアドレスが本物と分かり、それ以降、迷惑メールの餌食になります。


(4) 返信はなるべく早く必ず出すようにして、基本的に送信者のみに返信しましょう。

送信した人は、本当に届いたか不安になっている場合もあります。メールを受信したらなるべく早く返信するようにしましょう。もし、返信が遅れる場合は、その旨をまず連絡しましょう。

返信は基本的に送信者のみに返信することが原則です。必要な場合を除き、全員に返信することは基本的に避けるようにしましょう。


(5) 送信する内容には慎重になり、感情的なメールは避けましょう。

電子メールで感情的な応答をしたい時は、すぐに送信せず、しばらく時間をおき、冷静になるまでしばらく待ちましょう。

たとえ挑発されても、激情的なメッセージを送ってはいけません。送信したら、メールは訂正も削除もできません。送信した後、悔やまないよう、感情的なメールは避けましょう。


(6) 受信するメールの内容には寛大になりましょう。

相手は自分とは違う価値観を持っています。また、文章では相手の本当の言いたいことが分から無い場合もあります。受信するメールの内容には寛大になり、冷静に受け止めましょう。


(7)虚偽の情報には注意すると共に、虚偽の情報を流さないようにしましょう。
メール内容は全て真実とは限りません。メールには偽りや、ごまかす内容が入っているかもしれません。あるメッセージが本物だと思い込む前に、常識の「現実性チェック」を適用しましょう。


(8) メール作成時は、文化、言語、ユーモアの基準が違うことを考慮に入れましょう。

相手は、文化、言語、ユーモアの基準があなた自身とは異なっている人間であることを忘れず、表現には注意をしましょう。特に海外の人とのメールには注意が必要です。また、海外とのやり取りの場合、時差によって相手からの返信が遅れる場合があるので注意ください。


(9) 他人の文章を許可なくメールで流したりしないようにしましょう。

他人の文章を、許可無くメールで流すのは著作権法で禁じられています。なお、他人の文章の内、関連する部分を引用するのは認められています。但し、引用条件を守って引用し、著作権法を守りましょう。

注意!! 他人の文章を引用する場合の”引用条件”
自分のオリジナルの文章が多くを占め、自分の文章の説明や補強として、他人の文章を利用する(引いてくる)というのが引用する場合の基本です。

以下に、著作権法を参考に、引用時の注意事項を示します。

(a)他人の文章を引用する必然性があること。
(b)かぎ括弧をつけるなど,自分の文章と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の文章と引用する文章との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所(出典)の明示がなされていること(引用部分の作者名・作品名、ホームページのURL等)。


(10) 受け取る相手に対する気配りを心がけましょう。

あなたが誰であるか他人に確実にわかるようにするため、メールの終わりに1行か2行の連絡先情報を入れましょう。インターネット用語では、「署名(シグネチャ)」として知られています。これは名刺の代わりになります。


(11) メールの送信先は間違えないように注意し、送信前に必ず今一度確認しましょう。

送信するメールアドレスを間違うと大変な事になります。仲間に送信するのを間違って上司に送信したり、誤って会社の機密情報を他社の人にメールすると大変です。送信前に、必ずメールの送信先を今一度確認する習慣をつけましょう。


(12) 送信先の区別(TO、CC、BCC)を使い分けましょう。
意外に間違いが多いのが、送信先の区別(TO、CC、BCC)の間違いです。

   TO :メールを読んで、何かをしてもらいたい人
   CC :参考に読んでほしい人(carbon copy)
   BCC :他の送信先を見せずに同じ内容を送る場合の宛先
                (blind carbon copy)

BCCに指定したアドレスは、メールのヘッダーには記載されず、結果的に、アドレスを隠して送ることができるので、不特定多数の無関係な人に送信する場合に使用します。

注意!! BCCを使う時、同時にTO、CCを使用しない!!

BCCどおしであれば、相手のアドレスは見えませんが、同時にTO、CCを使用すると、やっかいな問題が生じます。

TO、CCの宛先には、BCCの宛先は見えません。しかし、BCCの宛先には、TOとCCの宛先は見えています。そのため、BCCで受信した人が「全員返信」で送信すると、TO、CCの人にも返信されてしまい(BCCの人には返信されません)、BCCで送信したことがバレ、問題になります。

BCCを受信した人が全員返信する場合があり、この場合はTOとCCの人にも送信されるので、BCCを使うとき、同時にTO、CCを使うことは避けた方が無難です。


(13)ウイルス対策は必ず実施しましょう。

ウイルスなどの危険なソフトは、メールを媒体にして広がっていくのが殆どです。メールを使用する場合、ウイルス対策は必須です。必ず、ウイルス対策を持っているセキュリティ対策ソフトを導入すると共に、ウイルス定義ファイルは定期的に更新しましょう。


(14) メールの添付ファイルは危険、安易に開かないようにしましょう。

添付ファイルには、ウイルス、スパイウェアなどが潜んでいることが多いので要注意です。怪しいメールの添付ファイルは、絶対に開かず即削除しましょう。

なお、差出人を偽って送られて来るウイルスつきメールもあるので、知人からのメールであっても添付ファイルには気をつけましょう。


(15) 迷惑メールの中のURLは絶対にクリックしない。

危険なホームページに誘い込まれ、詐欺にあったり、個人情報を盗まれます。迷惑メールの中のURLは、絶対にクリックしないことが必要です。


(16) フィッシング詐欺に要注意!! 偽りのホームページに誘導し個人情報を盗む詐欺

フィッシング詐欺は、実在する企業や組織から送られたように見せかけたメールで、メールの中のURLをクリックさせ、本物サイトに見せかけた偽のホームページに誘導し、パスワード、クレジットカード情報などの個人情報を盗むオンライン詐欺です。

フィッシング詐欺は、“インターネット版振り込め詐欺”とも言われ、以下のようなメールで騙そうとします。このようなメールが銀行から来ることはないので、いつもと違うようなメールが来たら、無視して削除するか、電話で直接、銀行に確認ください。

《フィッシング詐欺のメール例》 このようなメールに騙されないように注意!!

「銀行のセキュリティーの向上に伴いまして、オンライン上でのご本人確認が必要となります。この手続きを怠ると今後のオンライン上での操作に支障をきたす恐れがありますので、一刻も素早いお手続きをお願いします。」


(17)「差出人(送信者)を偽る」メールに騙されるな。

差出人を偽るメールは、"差出人詐称ウイルスメール"(詐称(さしょう))と言われ、差出人を変更し送られて来る、ウイルスつきメールのことです。

メールの差出人は簡単に変更することができるので、偽って知人からのメールのようにメールを送信することが可能です。差出人が知人の場合でも、メールの内容がいつもと違い、変だと感じたら、そのメールを安易に信用せず、その知人に確認しましょう。


(18) チェーンメール(chain mail)を出さないようにしましょう。

チェーンメールは、「○人に転送しなさい」「多くの人に転送して下さい」など多数への転送を依頼するメールです。輸血の依頼・人捜しなどの「善意メール」も、多数へ転送されるため、チェーンメールに含まれます。

電子メールは転送が容易で、ねずみ算式に広がるので、内容にかかわらず、このようなメールは転送しないのがマナーです。


(19) メーリングリスト(Mailing List)

電子メールを使ったインターネット活用法のひとつで、複数の人に同じメールを配送できる仕組みのことです。メーリングリストでは、ある特定のあて先にメールを送ると、そのメールはあらかじめ登録されている人全員に配送されます。

また、送られてきたメールに返信をすればそのメールも登録されている人全員に送られるので注意が必要です。

このように、メーリングリストは、通常の電子メールとは異なり、複数同士でのメールのやり取りが実現できますが、特徴をよく考えて利用することが必要です。

なお、メーリングリストは不特定多数の人が大勢集まるところですから、日常生活で面識のない人と接するときと同じ姿勢を忘れないことが大事です。独りよがりのおちゃらけた言動や、あまりにぶっきらぼうな態度をとりすぎると、大勢の人に迷惑をかけてしまいます。

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