2014年6月28日土曜日

インターネットの大まかな仕組みとは

もう日常生活に欠かせなくなったインターネット、全体像を理解するのはなかなか困難です。しかし、その仕組みを大まかに理解しておくと、難解なインターネット用語も理解しやすくなり、インターネットの便利さや危険さを感じることができます。

そこで、”インターネットの仕組み”を大まかに理解するため、大胆に簡略化した図を作成してみました。少しゴタゴタ図になっていると思いますが、参考になれば幸いです。


専門的にみると、曖昧な部分や不正確な部分もあると思いますが、下記の(1)~(10)の用語を一つの図にまとめ、インターネットの全体の仕組みがイメージ出来るようにしました。



 (1) インターネット: 世界中のコンピュータをつないだもの
 (2) IPアドレス: コンピュータに付けられた番号
 (3) ホームページ: 文字や画像、動画を一つの文書にまとめたもの
 (4) サイト: ホームページがおかれているインターネット上での場所
 (5) URL: ホームページのアドレス
 (6) インターネット接続業者(プロバイダ、ISP): インターネットに接続する会社
 (7) インターネット接続: 代表的なもの、光ファイバー、ADSL、CATV
 (8) ブラウザ: ホームページを表示するソフト(IE、Firefoxなど)
 (9) ダウンロード: インターネット(のコンピュータ)からデータを取り出す
 (10)アップロード: インターネット(のコンピュータ)にデータを登録する


以下、簡単に説明します。


■ インターネット


インターネットは、「世界中のコンピュータが結ばれているシステム」です。世界中の企業・各機関・官公庁などがインターネットに情報を流し、また様々なサービスを提供しています。また、パソコンさえあれば誰でも情報発信し参加することができます。

携帯電話でも、インターネットのホームページを見るのはもちろんのこと、インターネットのサービスも受けることができるようになりました。

通常、インターネットというと、ホームページの事が浮かびますが、これはインターネットを利用したサービスの一つで、日本中・世界中の人達との電子メールも、インターネットを利用したサービスです。



■ IPアドレス

「IPアドレス」は、インターネット上のコンピュータに付けられた番号です。これがないとインターネットに接続できません。「IPアドレス」は、よく「住所」や「電話番号」に例えられます。

相手に荷物を送るときには「住所」、相手と電話するときには「電話番号」が必要なように、コンピュータ通しでデータをやり取りするときには、「IPアドレス」が必要です。

IPアドレスは「123.124.125.191」(IPv4の表現方法)のように,3桁の数字を4個、「.」で区切り、表現されています。

なお、ホームページやメールのやり取りの時に、このIPアドレスを使っても良いのですが、数値のため分かりづらく面倒なので、考え出されたのが「ドメインネーム」という記号です。

  URL   http://www.home.co.jp *”www.home.co.jp”がドメインネーム



■ ホームページ、サイト(site)、ウェブ(Web)

ホームページは、文字や画像、動画を一つの文書にまとめたものです。なお、ホームページは相互に”リンク”で関連付けられています。ホームページは世界中のコンピュータの中に置かれています。


サイト(site)は、英語で「敷地、位置」のことで、インターネットの場合には、「ホームページがおかれているインターネット上での場所」のことです。


ウェブ(Web)は、ホームページの仕組みを利用したインターネット・サービスのことです。Webには”クモの巣”と言う意味がありますが、インターネット上の世界中のホーム ページどうしが”リンク”で、クモの巣のように結び付けられていることから、ウェブ(Web)と呼ばれています。



■ URL

URLとはホームページのアドレスで、"Uniform Resource Locator"の略です。URLの基本形は以下です。
     http://www.abcdef.co.jp/xyz.html

ブラウザの表示に鍵マークが付いたり、URLの表示色が変わったりしたときに、 ”http://”が ”https://” と ”httpにsが付く”場合があります。

これは、ホームページを表示したり、個人情報を入力したとき、「データのやり取りが暗号化され、安全ですよ」という意味です。



■ インターネット接続業者(プロバイダ、ISP)


プロバイダ、ISPとも呼ばれますが、光ファイバー回線、ADSL回線、データ通信専用回線などを通じて、顧客である企業や家庭のパソコンをインターネットに接続する会社のことです。家庭のパソコンは、このインターネット接続業者のコンピュータを通じてインターネットに接続されます。



■ インターネット接続


インターネットに接続する方法として、代表的なものに、自宅のパソコンをインターネットに接続する、光ファイバー(FTTH)、ADSL(非対称デジタル加入者伝送方式)、CATV(ケーブルテレビ)があります。

これは、電話回線やケーブルテレビなどの固定回線を使う方法ですが、それ以外に、スマホ・タブレット・携帯電話、モバイル無線通信(携帯電話網、公衆無線LANサービス、モバイルWiMAX)があり、インターネットの接続方法も多様化の時代になってきました。



■ ブラウザ


インターネットのホームページを見るときに使うソフトが「ブラウザ(browser)」です。代表的なものに「IE(Internet Explorer)」があります。

なお、ブラウザには、「IE」以外にも、「Chrome」、「Firefox」、「Safari」、「Opera」などたくさんあり、いずれも無料で手に入ります。



■ ダウンロード、アップロード


「ダウンロード」とは、インターネットのコンピュータから、個人のパソコンに、データを転送することを言います。

「ダウンロード」の逆が「アップロード」で、個人のパソコンから、インターネットのコンピュータにデータを転送する事を言います。



2014年6月27日金曜日

MOS資格取得の方法と役立つ本の紹介~MOS資格取得の経験から(Office2010編)

Office 2003 のサポートも2014年4月に終了し、Office2007・2010・2013に移行する企業が進んでいると思います。この機会に、マイクロソフトのOffice資格(MOS資格)で基礎力をつけるのは良いことだと思います。

今回は、自分自身のMOS資格取得の経験、更には、パソコン教室での講師の経験から、「MOS資格(スペシャリスト)取得に役立つ本と活用方法(Office2010編)」について紹介します。

私は、会社退職後、昨年の2013年に、自分のスキルアップの為、MOS資格にチャレンジして、Excel 2010、Word2010、PowerPoint 2010、Access2010の各スペシャリストと、Excel 2010、Word2010のエキスパートに合格しました。

しかし、この間、様々な壁にぶっつかり、何度も資格取得の勉強を止めようと思いましたが、何とか、一年かけて合格できました。

なお、Office資格で基礎力は身に付きますが、実務で役立つには、やはり実践が必要です。

Officeを実務で活用できるようになるには、資格取得後もOfficeを実践で活用することが大事です。資格取得後も、大いにOfficeを活用してください。

私は、Office2010の資格取得後、某会社で契約社員の仕事を4か月しましたが、そのときの実践でOffice2010のスキルが身に付きました。



■ MOS資格取得前の準備


■試験概要の把握

マイクロソフトのOffice試験は、Word、Excleなどのソフトの種類毎、Office2010、Office2013などのOfficeのバージョン毎に試験が準備されています。

また、大きく、スペシャリストレベル(一般)、エキスパートレベル(上級)に分かれています。試験科目の一覧、試験範囲は下記のサイトで充分確認下さい。

 試験概要|MOS公式サイト
 http://mos.odyssey-com.co.jp/outline/index.html


■受験者IDの取得

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験を受験するには、受験者登録(登録無料)が必要です。
「受験者ID」・「パスワード」は、試験当日に必須なので、必ず、受験前に、下記サイトで受験者登録をおこなってください。

 受験者登録 | オデッセイ コミュニケーションズ
 http://www.odyssey-com.co.jp/id/id_touroku.html



■試験会場の申込み

個人受験の場合、下記サイトで、近くの随時試験会場を探し、申し込んでください。

 随時試験|MOS公式サイト
 http://mos.odyssey-com.co.jp/exam/zuiji.html




■ お勧めのテキスト


様々な本を読みましたが、お勧めしたいのは、

  FOM出版(富士通エフ・オー・エム)の「よくわかるシリーズ」

です。このシリーズは、A4判で活字や図表が大きくて中高年でも見易い本です。
なお、このシリーズは、多くのパソコン教室や専門学校などでも、テキストとして採用されているようです。私が知っている、いくつかのパソコン教室にも置いてありました。

このFOM出版のテキストは、ソフト毎、Officeバージョン毎に、基礎編、応用編、ドリル(練習問題)、MOS対策テキストに分かれています。


MOS資格(スペシャリスト)取得の場合、以下の(1)~(3)のテキストがお勧めです。


 (1) Officeの基礎を学ぶ「(FOM出版)よくわかるシリーズ 基礎」

 (2) Officeの応用を学ぶ「(FOM出版)よくわかるシリーズ 応用」

 (3) Officeスペシャリストの実践問題
  「Microsoft Office Specialist Microsoft 対策テキスト& 問題集(FOM出版)」



テキストを学ぶ順は(1)→(2)→(3)ですが、(2)の応用テキストは、スペシャリストレベル(一般)に加え、エキスパートレベル(上級)の範囲も記載されています。

そのため、試験範囲を確認し、スペシャリスト試験範囲以外(Excel2010であればピボットテーブル関係、マクロ関係)は省いても良いかと思います。



■ (1) Officeの基礎を学ぶ「(FOM出版)よくわかるシリーズ 基礎」


この基礎編のテキストは、ソフトに慣れていない人には、とても役立ちます。また、慣れている人にも、体系的にソフトを知ることができます。


 「よくわかるWord2010 基礎(FOM出版)」ISBN-10: 4893118498
 
 「よくわかるExcel2010 基礎(FOM出版)」ISBN-10: 4893118471

 「よくわかるPowerpoint2010 基礎(FOM出版)」ISBN-10: 489311851X

 「よくわかるAccess2010 基礎(FOM出版)」ISBN-10: 4893118544



テキストは300ページほどあり豊富な内容ですが詳しく分りやすく書かれており、章ごとに練習問題があり、最後には総合問題があり、全体の復習ができます。

また、本にはCDが付いており、章ごとの課題サンプル、章ごとの練習問題サンプル、総まとめとしての総合問題の課題サンプルがCDに付属しています。

得意なExcelは改めて基礎から勉強でき、苦手なWordは練習問題も解きながら覚えて行きました。分厚い基礎編のテキストを最後までやるのは正直大変でしたが、じっくりやったお陰で、各ソフトの基礎を体系的に学ぶことができました。



■ (2) Officeの応用を学ぶ「(FOM出版)よくわかるシリーズ 応用」


Officeを詳しく知りたい人、例えば、グラフ作成、図・図形の利用、マクロ活用、Office間のデータ連係、(Excelの)ピボットテーブルなどについては、この本が役立ちます。

応用編も、豊富な内容で、章ごとに練習問題があり、最後には総合問題があり、全体の復習ができます。


 「よくわかるWord2010 応用(FOM出版)」ISBN-10: 4893118501
 
 「よくわかるExcel2010 応用(FOM出版)」ISBN-10: 489311848X

 「よくわかるPowerpoint2010 応用(FOM出版)」ISBN-10: 4893118714

 「よくわかるAccess2010 応用(FOM出版)」ISBN-10: 4893118552


基礎編と違い、かなり細かい内容が記載されていますが、実務で役立つ内容です。


テキストは300ページほどあり豊富な内容ですが、詳しく分りやすく書かれており、章ごとに練習問題があり、最後には総合問題があり、全体の復習ができます。応用編は、確実に練習問題を解き、知識を確認することが大事です。

また、本にはCDが付いており、章ごとの課題サンプル、章ごとの練習問題サンプル、総まとめとしての総合問題の課題サンプルがCDに付属しています。



■ (3) Officeスペシャリストの実践問題「対策テキスト& 問題集 (FOM出版)」


MOS試験の実践に役立つのが、FOM出版の下記の本です。付属のCDに模擬試験が5回分あります。模擬問題を9割以上解けるまで、何度でもやることが大事だと思います。

私は、この模擬試験を9割以上の得点をとるまで、5回程度解きました。


 「Microsoft Office Specialist Microsoft Word 2010 対策テキスト& 問題集(FOM出版)」
                           ISBN-10: 4893118978

 「Microsoft Office Specialist Microsoft Excel 2010 対策テキスト& 問題集(FOM出版)」
                           ISBN-10: 489311896X

 「Microsoft Office Specialist Microsoft PowerPoint 2010 対策テキスト& 問題集 (FOM出版)」
                           ISBN-10: 4893119125

 「Microsoft Office Specialist Microsoft Access 2010 対策テキスト& 問題集(FOM出版)」
                           ISBN-10: 4893119338



この本は、レッスン毎にサンプルデータが準備されていて、このサンプルデータを操作しながら問題を解いていきます。このサンプルデータは付属のCDに入っています。

模擬試験もCDの中に入っており、実践形式の試験が5回分あります。ぜひ、5回分共に9割以上解けるまで、何度もチャレンジしてください。



■ 『Microsoft Office Specialist』試験時の心構え


(1) 比較的時間はあるので、焦らないでゆっくり問題を解くこと。

(2) 時間がかかるような問題、分からない問題は「スキップ」して最後にする。

「スキップ」すると、回答を最後にすることができます。私の場合、だいたい1問目はスキップします。1問目は焦っているせいか、いつも何故か難しく感じます。しかし、再度、解いてみると、だいたい解けますね。

(3) 回答をスタートするまえ、問題文を最後までじっくり読むこと。

問題文をじっくり読むことで単純ミスを防ぐことができます。

(4) 次の問題に進む前に回答を見直すこと。

例えば、日本語の入力で、問題文に「アイディア」と入力しなさいとあるのに「アイデア」と入力すると、間違いになるので注意が必要です。

(5) 途中で回答がおかしくなったら「リセット」すること。

「リセット」すると、回答中の問題を最初からやり直すことができます。私も試験のとき、いくつかの問題を「リセット」して、最初から解きました。


私が受験したとき、試験最初の1問目は時間がかかりそうだったので、「スキップ」しました。次の問題は簡単な問題だったので、2問目からはスムーズに回答できました。もし、1問目を「スキップ」せず、解いていたら、時間が少なくなり、かなり焦ったと思います。


2014年6月26日木曜日

”ねんきんネット”活用で年金記録や年金額見込みを確認

日本年金機構のホームページで、24時間いつでも最新の年金記録が確認できる「ねんきんネット」サービス、使っていますか? 私は一年前から使っていますが、これまでの年金記録や、年金額見込みを確認できるので、なかなか便利です。

「ねんきんネット」サービスで、年金記録の「もれ」や「誤り」の発見が容易になり、「年金の支払いに関する通知書」の内容を自宅で確認、ライフプランに合わせた年金額の試算などが可能になります。

なお、「ねんきんネット」サービスは、以下のホームページから申請・登録できます。

  「ねんきんネット」サービス|日本年金機構
  http://www.nenkin.go.jp/n/www/n_net/index.jsp



平成23年4月以降に送られる「ねんきん定期便」などに記載している「アクセスキー」(17桁の番号)を、新規登録時に使用することで、即時にユーザIDを取得することができます。なお、「アクセスキー」の有効期限は3か月ですのでご注意ください。

また、「アクセスキー」を持っていない場合や有効期限が切れた場合でも「ねんきんネット(申請用トップページ)」の「ご利用登録(アクセスキーをお持ちでない方)」からユーザIDの申込みができます。この場合、ユーザIDは5日程度で郵送されます。

「ねんきんネット」については、以下の資料が分りやすいです。動画の方は、少々手抜きのような感じがしますが・・・・

  広報用チラシ ますます便利な「ねんきんネット」
  http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000018066BlKEBnYf2G.pdf


  「ねんきんネット」の動画での紹介 YouTube
  http://www.youtube.com/watch?v=nJxPDA2Lnts



■「ねんきんネット」の特徴
「ねんきんネット」の広報用チラシから、便利な点をあげると以下になります。


(1) いつでも、最新の年金記録を確認できます

自宅のパソコンで、24時間いつでも、毎月更新された年金記録を確認できます。


(2) 年金の見込額を試算できます

「年金を受け取りながら働き続けた場合」など、さまざまな働き方に応じた年金の見込額を試算できます。


(3) 持ち主の分からない年金記録を検索できます
氏名、性別、生年月日を入力すると、入力した条件に一致する持ち主不明記録があるかどうか調べられます。


(4) 電子版の各種通知書を確認できます
年金振込通知書などの年金の支払いに関する通知書や、毎月の記録が更新された「ねんきん定期便」をパソコンで確認・ダウンロードできます。


(5) 年金記録を一覧形式で確認できます
従来の「年金記録照会」の画面に加え、年金記録や年金見込額、老齢年金の受給額などを一覧形式で確認できるようになりました。


(6) スマートフォンで年金記録を確認できます

スマートフォンでも、ご利用登録や年金記録の確認ができるようになりました。


2014年6月25日水曜日

パソコンの仕組みとは(CPU、主メモリ、HDD、USBなど)

パソコンを活用する上で、パソコンの仕組みを知っておくと便利です。パソコン活用時には、CPU、メモリ、ハードディスク、基本ソフト(OS)など、様々な用語が飛びかいますが、これらを一つずつ理解するよりも、関連する用語をまとめて、パソコンの仕組みの中で理解しておくと、良く分かるようになります。

ここでは、パソコン全体の仕組みの概要を理解することを目的に、多少の正確さを犠牲にして説明しますのでご了解下さい。 また、私自身の理解不足の点も多々あると思いますが、ご理解下さい。

パソコンは、大きく次の要素で構成されています。

 (1) CPU(CPU:Central Processing Unit、中央処理装置) : パソコンの頭脳

 (2) メモリ(主メモリ)   : ソフト・データが動く場所

 (3) ハードディスク(HDD) : ソフト・データの保管庫

 (4) 基本ソフト: ブラウザ、メールソフトなどの応用ソフトを動かすソフト(Windowsなど)

 (5) 応用ソフト: ブラウザ、メールソフト、ワープロソフトなど
 
 (6) データ  : 画像データ、音楽データ、メールデータ、文書データなど

 (7) USB    : パソコンにプリンター、デジカメなどを接続する万能接続口

 

これらの関係を 図:「パソコンの簡単な仕組み」 にしましたので、参考にしてください。

以下、簡単に説明します。



■ (1) CPU(CPU:Central Processing Unit、中央処理装置)

パソコン全体の処理・計算を行う、まさに”パソコンの頭脳”と言える部分です。メモリ上にあるソフトウェアを実行する装置です。なお、CPU が良いものであるほど、そのコンピュータは多くの処理を速く実行できます。

CPU の製造メーカーは幾つか存在しますが、パソコンに限れば、実質インテル社と AMD 社となっています。

パソコン搭載のシェアが高い、インテル製CPUを、超単純に区分けすれば、性能が高い順に、Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeronです。但し、それぞれ、いくつかの世代を持っているため、正確には、CPUの型番で判断することが必要です。

なお、CPUの性能は、コア数、スレッド数、クロック数で判断しますが、簡単に考えると、性能としては、コアが多い方が高性能だと思っていいです。

 参考情報: CPUの性能の説明
       http://homepage2.nifty.com/kamurai/CPU.htm

■コア数とは

「コア」とは CPU の中心部分であり、実際に処理を行うところです。つまりこの「コア」が、コンピューターの頭脳と言えますね。

もともと「コア」は、1つの CPU に1つしかありませんでしたが、2006年以降、1つのCPUに、2つ以上のコアがあるものが登場しました。

1つのCPUに、コアが2つの「デュアルコア」、4つの「クアッドコア」、6つの「ヘキサコア」といった製品が数多く販売されており、性能の上昇が顕著になってきています。


■スレッド数とは

CPUが、同時に処理出来る命令の数です。このスレッド数が多いほど並行作業が出来る数も増えるため、一度にたくさんの処理を実行することが出来ます。

但し、スレッド数が多くなっても、実際にコア数が増えている訳ではないので、スレッド数が2倍になっても、コア数が2倍になるより処理速度は向上しません。性能にこだわるのであれば、まずはコア数に注目して選び、それからスレッド数が多いのを選ぶか決めた方が良いです。


■クロック周波数(動作クロック)とは

CPU 内部では、データを一定おきに処理していますが、1秒間における処理回数がクロック周波数となります。例えば、クロック周波数が 1GHz の場合、その処理回数は1秒間に10億回となります。

なお、クロック周波数は、性能を比較する際の目安になりますが、違う種類のCPUと比較する場合は、あまり役立ちません。なぜなら、CPU の種類が異なると、CPU の設計等が違ってきて、それらの違いによっても CPU の性能の高さが決まってくるからです。



■ (2) メモリ(主メモリ)


正確には”主記憶装置(メインメモリ)”と呼ばれ、ソフト・データが動く場所です。この大きさが大きいと、ブラウザなどのソフトの動きが機敏になります。

机で作業することを考えると、メモリは作業机で、大きいほど仕事がし易くなることに似ています。

必要なソフトやデータは、記録されているハードディスクから、このメモリに読み込まれて実行・処理されます。

メモリは動作が高速で、CPUから直接読み書きすることができますが、単位容量あたりの価格が高いため大量には使用できず、また、電源を切ると内容が失われてしまいます。このため、ソフトやデータはハードディスクなどの外部記憶装置に記録し、必要なものだけメモリに呼び出して使います。



■ (3) ハードディスク(HDD)

ハードディスク(HDD)は良くHDDと略され、ソフトやデータを保管しておく記憶装置です。

ハードディスクは、通常パソコンの中にあり、ハードディスクの中には、DVDのような円盤が入っています。この円盤に、データやソフトが書き込まれ(記録され)、必要なときに読み出されます。メカ的な構造なので、衝撃を与えないようにすることが必要です。

なお、このハードディスクに記録されたソフトやデータは、電源を切っても消えません。データやソフトはハードディスクからメモリ(主メモリ)に読み込まれ、実行されます。HDDの構造は、以下を参照下さい。

 参考情報: ハードディスクの仕組み
       http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070419/268944/



■ (4) 基本ソフト(OS:Operating System、オペレーティングシステム)

CPU、メモリ、ハードディスク(HDD)などは、ハードウェアといわれますが、これらを動かすのはソフトウェア(略してソフト、以後ソフト)と呼ばれます。

ソフトは、大きく、「基本ソフト」と「応用ソフト」に分かれます。

基本ソフトは、オペレーティングシステム(Operating System)略してOSと言われ、ブラウザ・メールソフトなどの「応用ソフト」を動かしたり、ハードウェアに動作を指示するソフトです。Windowsは代表的な基本ソフトです。



■ (5) 応用ソフト


ブラウザ、メールソフト、ワープロソフト、表計算ソフトウェア、ウイルス対策ソフトなどがあります。応用ソフトは、基本ソフトのもとで動きます。

なお、応用ソフトは、動く基本ソフトが決まっており、それ以外の基本ソフトでは動かないので、購入時は、必ず自分のパソコンの基本ソフトで動くか確認してから購入しましょう。

(注)Windowsパソコンでは、Windows8以降、「応用ソフト」を「アプリ」と呼ぶようになりました。そういえば、スマホでは以前から「応用ソフト」を「アプリ」と呼んでましたね。



■ (6) データ

画像データ、音楽データ、メールデータ、文書データなどの様々な種類のデータがあります。なお、これらのデータは、応用ソフトで処理されます。

データはファイルとも呼ばれ、「flower.doc」のような表現になります。

   「.」(ピリオド)の前の「flower」 → ”データ名”
   「.」(ピリオド)の後の「doc」   → ”拡張子”
   
なお、拡張子によって、処理をする応用ソフトが決まります。「doc」であればWord、「xls」であればExcelが実行されます。

(注)Windowsでいう”関連づけ”とは、この拡張子とソフトを対応させることを言います。



■ (7) USB


パソコンに、プリンター、デジカメ、マウスを接続するとき、よく耳にするのが、この「USB」ですね。「USB」は、「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」という言葉の略称で、簡単に言えば、「なんでも接続できる端子」と言う意味です。

昔は、マウス・キーボードはPS2、プリンターはパラレルポートというように、それぞれ、パソコンの専用端子に接続していました。その為、以前は、「あれっ、これ、パソコンのどの端子につなぐのかな?」と、よく考えたものでした。

しかし、「USB」の登場で、なんでもかんでも、この「USB」という場所(端子)にケーブルをつなげば、いろんな機器がパソコンで使えるようになりました。

なお、「USBメモリ」というものがありますが、「USBに接続して使用する、持ち歩き可能なメモリ」のことです。

最近は、大容量の「USBメモリ」があり、大変便利です。但し、小さいので、紛失に注意することや、紛失した場合のことを考え、「USBメモリ」に入れるデータには、暗号化の処理をすることが必要ですね。


≪補足≫HDD(ハードディスク)の劣化対策

専門家ではありませんが、私が気をつけていることを以下に紹介します。

以前に比べると、HDDの信頼性も高くなっているので、あまり神経質になることは無いと思いますが、万が一、壊れた場合のことを考え、HDDの中のデータを、別なもの(USBメモリ、DVDなど)にバックアップすることが大事です。

(1) HDDの中には、写真などの大切なデータがたくさん入っているので、万が一を考え、USBメモリ、DVDなどにHDDのデータをバックアップ(コピー)して下さい。

(2) 衝撃に弱いので、HDDが入っているパソコンの取り扱い時は、衝撃を与えないように注意下さい。

(3) 熱に弱いので、長時間使っていてパソコン自体が熱くなってきたら、電源を切って、しばらくパソコンを休憩させる。また、日当たりが良い場所にパソコンを置かない。

(4) データをHDDに書き込んでいるときにパソコンの電源を切らない。全てのソフトを終了させ、しばらく時間をおいてから(できれば、HDDのランプが消えたのを確認し)、パソコンを終了させる。

(5) パソコンの電源を切ってから、すぐに電源を入れない。電源を切ってから、しばらく時間をおいて、パソコンの電源を入れる。



2014年6月23日月曜日

電子メールを上手に活用しましょう 電子メールのエチケット(ネチケット)とは?

インターネットが普及した今、相手との連絡に、電子メールは欠かせない道具になりました。しかし・・・電子メールは、使い方にも注意しないと、思わぬ落とし穴があります。普段の会話ではなんでもないことが、電子メールだと誤解をまねくこともあり、また、電子メールを悪用したウイルスや詐欺(フィッシング詐欺)などもありので、注意が必要です。

なお、利用者が守るべき基本的なモラルやマナーのことを、インターネットの世界では、「ネチケット」(netiquette)と呼ばれています。ネットワーク(network)とエチケット(etiquette)の合成語です。

今回は、電子メールのエチケット(ネチケット)に関して、昔から有名な「ネチケットガイドライン」をもとに、まとめてみましたので、参考にして下さい。


なお、参考にした「ネチケットガイドライン」は、1995年、今から20年以上も前に書かれたものですが、電子メールの使い方など、今でも通用する内容が多くあり、驚きます。技術が進歩し、中には古い内容もありますが、今でも充分注意する内容が多々あります。

この「ネチケットガイドライン」をみても、”時代が変わっても、守るべき基本的なことは変わらない”ことがよく分かります。

  「ネチケットガイドライン」   サリー・ハンブリッジ著
    1995年10月 高橋邦夫訳 1996年2月2日
   http://www.cgh.ed.jp/netiquette/rfc1855j.html




■ 電子メールのエチケット(ネチケット)(2014年版) *夢一灯編

上記の「ネチケットガイドライン」の電子メールの解説部分を参考に、最新の内容を加味して、電子メールを使うときの注意すべき点をまとめてみました。


(1) 電子メールは万能ではありません。電話なども有効に活用しましょう。

電子メールの内容で、言いたいことを正確には伝えるのは、難しい場合があります。緊急に連絡が必要な場合、メールだと感情的になるような場合等は、電子メール以外の手段(電話、直接会う 等)を利用しましょう。


(2) インターネット上のメールは安全ではありません。

インターネットでのメールは盗聴の危険性や、メールが悪用される危険性があります。クレジットカード番号、パスワードなど他人に知られたくない個人情報や非公開情報などは決してメールに含めてはいけません。


(3) 不審なメールは「無視」が大原則、絶対に返信しないことが大事です。

迷惑メールは、「スパムメール」や「ジャンクメール」とも呼ばれています。簡単に言えば、”一方的に送られてくるメール”です。このようなメールは”無視して即削除”することが原則です。返信はNGで、もし返信するとメールアドレスが本物と分かり、それ以降、迷惑メールの餌食になります。


(4) 返信はなるべく早く必ず出すようにして、基本的に送信者のみに返信しましょう。

送信した人は、本当に届いたか不安になっている場合もあります。メールを受信したらなるべく早く返信するようにしましょう。もし、返信が遅れる場合は、その旨をまず連絡しましょう。

返信は基本的に送信者のみに返信することが原則です。必要な場合を除き、全員に返信することは基本的に避けるようにしましょう。


(5) 送信する内容には慎重になり、感情的なメールは避けましょう。

電子メールで感情的な応答をしたい時は、すぐに送信せず、しばらく時間をおき、冷静になるまでしばらく待ちましょう。

たとえ挑発されても、激情的なメッセージを送ってはいけません。送信したら、メールは訂正も削除もできません。送信した後、悔やまないよう、感情的なメールは避けましょう。


(6) 受信するメールの内容には寛大になりましょう。

相手は自分とは違う価値観を持っています。また、文章では相手の本当の言いたいことが分から無い場合もあります。受信するメールの内容には寛大になり、冷静に受け止めましょう。


(7)虚偽の情報には注意すると共に、虚偽の情報を流さないようにしましょう。
メール内容は全て真実とは限りません。メールには偽りや、ごまかす内容が入っているかもしれません。あるメッセージが本物だと思い込む前に、常識の「現実性チェック」を適用しましょう。


(8) メール作成時は、文化、言語、ユーモアの基準が違うことを考慮に入れましょう。

相手は、文化、言語、ユーモアの基準があなた自身とは異なっている人間であることを忘れず、表現には注意をしましょう。特に海外の人とのメールには注意が必要です。また、海外とのやり取りの場合、時差によって相手からの返信が遅れる場合があるので注意ください。


(9) 他人の文章を許可なくメールで流したりしないようにしましょう。

他人の文章を、許可無くメールで流すのは著作権法で禁じられています。なお、他人の文章の内、関連する部分を引用するのは認められています。但し、引用条件を守って引用し、著作権法を守りましょう。

注意!! 他人の文章を引用する場合の”引用条件”
自分のオリジナルの文章が多くを占め、自分の文章の説明や補強として、他人の文章を利用する(引いてくる)というのが引用する場合の基本です。

以下に、著作権法を参考に、引用時の注意事項を示します。

(a)他人の文章を引用する必然性があること。
(b)かぎ括弧をつけるなど,自分の文章と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の文章と引用する文章との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所(出典)の明示がなされていること(引用部分の作者名・作品名、ホームページのURL等)。


(10) 受け取る相手に対する気配りを心がけましょう。

あなたが誰であるか他人に確実にわかるようにするため、メールの終わりに1行か2行の連絡先情報を入れましょう。インターネット用語では、「署名(シグネチャ)」として知られています。これは名刺の代わりになります。


(11) メールの送信先は間違えないように注意し、送信前に必ず今一度確認しましょう。

送信するメールアドレスを間違うと大変な事になります。仲間に送信するのを間違って上司に送信したり、誤って会社の機密情報を他社の人にメールすると大変です。送信前に、必ずメールの送信先を今一度確認する習慣をつけましょう。


(12) 送信先の区別(TO、CC、BCC)を使い分けましょう。
意外に間違いが多いのが、送信先の区別(TO、CC、BCC)の間違いです。

   TO :メールを読んで、何かをしてもらいたい人
   CC :参考に読んでほしい人(carbon copy)
   BCC :他の送信先を見せずに同じ内容を送る場合の宛先
                (blind carbon copy)

BCCに指定したアドレスは、メールのヘッダーには記載されず、結果的に、アドレスを隠して送ることができるので、不特定多数の無関係な人に送信する場合に使用します。

注意!! BCCを使う時、同時にTO、CCを使用しない!!

BCCどおしであれば、相手のアドレスは見えませんが、同時にTO、CCを使用すると、やっかいな問題が生じます。

TO、CCの宛先には、BCCの宛先は見えません。しかし、BCCの宛先には、TOとCCの宛先は見えています。そのため、BCCで受信した人が「全員返信」で送信すると、TO、CCの人にも返信されてしまい(BCCの人には返信されません)、BCCで送信したことがバレ、問題になります。

BCCを受信した人が全員返信する場合があり、この場合はTOとCCの人にも送信されるので、BCCを使うとき、同時にTO、CCを使うことは避けた方が無難です。


(13)ウイルス対策は必ず実施しましょう。

ウイルスなどの危険なソフトは、メールを媒体にして広がっていくのが殆どです。メールを使用する場合、ウイルス対策は必須です。必ず、ウイルス対策を持っているセキュリティ対策ソフトを導入すると共に、ウイルス定義ファイルは定期的に更新しましょう。


(14) メールの添付ファイルは危険、安易に開かないようにしましょう。

添付ファイルには、ウイルス、スパイウェアなどが潜んでいることが多いので要注意です。怪しいメールの添付ファイルは、絶対に開かず即削除しましょう。

なお、差出人を偽って送られて来るウイルスつきメールもあるので、知人からのメールであっても添付ファイルには気をつけましょう。


(15) 迷惑メールの中のURLは絶対にクリックしない。

危険なホームページに誘い込まれ、詐欺にあったり、個人情報を盗まれます。迷惑メールの中のURLは、絶対にクリックしないことが必要です。


(16) フィッシング詐欺に要注意!! 偽りのホームページに誘導し個人情報を盗む詐欺

フィッシング詐欺は、実在する企業や組織から送られたように見せかけたメールで、メールの中のURLをクリックさせ、本物サイトに見せかけた偽のホームページに誘導し、パスワード、クレジットカード情報などの個人情報を盗むオンライン詐欺です。

フィッシング詐欺は、“インターネット版振り込め詐欺”とも言われ、以下のようなメールで騙そうとします。このようなメールが銀行から来ることはないので、いつもと違うようなメールが来たら、無視して削除するか、電話で直接、銀行に確認ください。

《フィッシング詐欺のメール例》 このようなメールに騙されないように注意!!

「銀行のセキュリティーの向上に伴いまして、オンライン上でのご本人確認が必要となります。この手続きを怠ると今後のオンライン上での操作に支障をきたす恐れがありますので、一刻も素早いお手続きをお願いします。」


(17)「差出人(送信者)を偽る」メールに騙されるな。

差出人を偽るメールは、"差出人詐称ウイルスメール"(詐称(さしょう))と言われ、差出人を変更し送られて来る、ウイルスつきメールのことです。

メールの差出人は簡単に変更することができるので、偽って知人からのメールのようにメールを送信することが可能です。差出人が知人の場合でも、メールの内容がいつもと違い、変だと感じたら、そのメールを安易に信用せず、その知人に確認しましょう。


(18) チェーンメール(chain mail)を出さないようにしましょう。

チェーンメールは、「○人に転送しなさい」「多くの人に転送して下さい」など多数への転送を依頼するメールです。輸血の依頼・人捜しなどの「善意メール」も、多数へ転送されるため、チェーンメールに含まれます。

電子メールは転送が容易で、ねずみ算式に広がるので、内容にかかわらず、このようなメールは転送しないのがマナーです。


(19) メーリングリスト(Mailing List)

電子メールを使ったインターネット活用法のひとつで、複数の人に同じメールを配送できる仕組みのことです。メーリングリストでは、ある特定のあて先にメールを送ると、そのメールはあらかじめ登録されている人全員に配送されます。

また、送られてきたメールに返信をすればそのメールも登録されている人全員に送られるので注意が必要です。

このように、メーリングリストは、通常の電子メールとは異なり、複数同士でのメールのやり取りが実現できますが、特徴をよく考えて利用することが必要です。

なお、メーリングリストは不特定多数の人が大勢集まるところですから、日常生活で面識のない人と接するときと同じ姿勢を忘れないことが大事です。独りよがりのおちゃらけた言動や、あまりにぶっきらぼうな態度をとりすぎると、大勢の人に迷惑をかけてしまいます。

2014年6月22日日曜日

ブログとは簡単に作れるホームページ、お勧めの無料ブログサービスも紹介

インターネットでの情報発信の便利なツール「ブログ」、以前は若い人の利用が多かったですが、最近は中高年にも人気が出てきました。今回は、ブログの書き方、お勧めの無料ブログサービスを紹介します。

ブログを一言でいうと、「簡単に作れるホームページ」です。ブログの魅力は、従来のホームページの様な手間もいらず、日記・趣味・仕事の話題等の情報発信が簡単にできることです。

ブログ(blog)は、「Weblog(ウェブログ)」を略した呼び名で、日記形式のホームページです。

  Weblog = Web(ホームページ) + log(日誌)

ブログのレイアウトは事前に準備されており、レイアウトを選択し、記事を書くだけで、記事が日時順に並んだホームページが自動的に作成されます。


ブログでは、ホームページの様な作成するソフトもいらず、会員登録(ほとんど無料)すれば、定型のレイアウト(テンプレート)を使って簡単にホームページが作成でき、必要な記事を入力するだけで、記事が並んだホームページが自動的にできます。

ブログの特徴を、整理してみると、以下になります。

(1) 公開したい情報(日記、趣味等)をホームページの形で簡単に公開。特別なソフトは不要。

(2) 無料の「ブログ・サービス」が多く、会員IDを登録すれば、その日からブログを開設。
(3) パソコンばかりでなく、スマホ・携帯からも記事を投稿。
(4) ブログは検索エンジンに有利に働き、検索エンジンでよくヒットします。

ブログは内容がテキスト中心で、また、他のブログからリンクされることで、検索エンジンの検索に有利に働きます。

(5) お互いのブログを相互にリンクするトラックバック機能
自分が書いた記事と関連した記事に自動的にリンクを張るもので、お互いに「誰にリンクを張って、誰からリンクされているのか」を知ることができます。



■ ブログの書き方


かなり前になりますが、ブログで有名になった、眞鍋かをりさんが、雑誌「旬なテーマ」2005年11月号に掲載した記事は、「ブログの書き方」について大変役立つ内容でした、下記に一部紹介します。


  参考情報:雑誌「旬なテーマ」2005年11月号
  "眞鍋かをりに みんなに読んでもらえる「ブログ」のやり方を教えてもらう"


(1) ブログは自分を出せる場所

仕事や日常のことからちょっと離れて、その人の最も人間ぽい部分をかける場。いろんな人生経験をブログで公開したら楽しいと思う。

(2) 具体的なテーマを決める

「お仕事日記」とか「子育て日記」みたいに具体的なテーマを決めると読む人は興味を持ちやすい。   

(3) 各記事のタイトルには、ブログの内容が一目でわかり、インパクトのあるものを


(4) 書く話題は具体的に

テーマを絞り、話題が広がり過ぎないようにすることが大切。自分が書きたいことについて自由に書いていくことが、続ける一番の秘訣。

(5) ちょっと自虐的に書いてみる

上の目線から意見するような書き方でなく、ちょっと自分を茶化して書いているようなブログは好感が持てる。

(6) 記事の書き方がブログの"店構え"になる

記事の行間の空け方、文字の大きさ、バランス、色でそのブログの印象が決まる。つまり自分なりの書き方のスタイルを工夫すること。


(注)上記内容は記事の内容の一部を省略しています。正確には、上記の雑誌を見てください。もう絶版かもしれませんが・・・



■ お勧めの無料ブログサービス


ブログサービスには、多様なサービスがあります。日本で代表的なブログを以下に紹介します。いずれも無料で利用できますので、まずは、利用してみると良いと思います。

なお、ブログサービスは、それぞれ特徴があるので、自分に合ったブログを見つけてください。利用してみて、自分に合っていないと感じたら、そのブログを退会し、また別なブログサービスを利用したら良いですね。

一般的な利用方法は、下記になります。

(1) 会員登録しユーザIDを入手
(2) ブログの開設
(3) ブログのレイアウト(テンプレートとも言います)の選択
(4) 記事を書く
(5) 記事の公開


■Blogger  https://www.blogger.com/

検索エンジンGoogleが提供するブログBlogger。無料で広告無し、アフィリエイト可能、AdSense 広告を簡単に配置可能など、他のブログに無い特徴を持っています。複数のブログも簡単に作成可能で、画像を含めた投稿も簡単で、今、一番のお勧めです。


■Amebaブログ  http://ameblo.jp/

ユーザー2000万人超で圧倒的人気無料ブログ、有名人も多数利用。アメーバピグなど複合サービスも充実しています。


■FC2ブログ  http://blog.fc2.com/

人気のあるブログで、無料レンタルサービスFC2運営のブログ。アフィリエイトに適した無料ブログサービスで、自由度も高い。


■goo ブログ  http://blog.goo.ne.jp/

検索エンジンgooが提供するブログサービス。テンプレート(レイアウト)も多く、初心者にも使いやすいブログサービス。


■So-netブログ http://blog.so-net.ne.jp/

初心者にも使いやすいブログサービス。無料で、AdSense 広告、アフィリエイトが可能。初心者にも使いやすいブログサービス。


■はてなダイアリー  http://d.hatena.ne.jp/

「はてな」提供の日本で最も古いブログの一つ、高機能なブログです。「はてな」はインターネットに様々なサービスを提供している会社です。初心者には少々難しいかも。


■エキサイトブログ http://www.exblog.jp/

老舗のブログサービス。中高年の人も利用者が多いブログ。


■ライブドアブログ http://blog.livedoor.com/

老舗のサービスで、人気のあるブログサービス。

2014年6月21日土曜日

ブログをうまく書く秘訣とは 私が本で学んだこと

最近のインターネットは、Facebook、Twitter、Lineなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が人気で、これらを通じて様々な人と交流をしたり情報を入手することが盛んで、以前のようにブログが話題になりません。

しかし、インターネットで情報を発信しようとする場合、ブログは今でも有効で人気があります。今回は、ブログ活用に関して、本で学んだ「ブログをうまく書く秘訣」を紹介します。


でも・・・私は、7~8年ぐらいブログを作成していますが、ここで紹介したことは、まだ実現できておらず、いまだに上手く書けません、一生、修行かもしれませんね。

ブログは、Facebookのように実名である必要もなく、Twitterのように140文字という制限もありません。また、ブログのサービスは無料で利用できます。また、ホームページのように難しい操作も不要で、文字・画像・動画を組み合わせ自由に発信でき、ブログのスタイルも自由に変更できます。ぜひ、多くのシニアの方にも利用して欲しいですね。



■ ブログには何を書いたら良いのか?


内容は多少硬いですが、以下の本には、何度読んでも教えられました。この本の中から、ブログを書く人に特に参考になる内容を一部紹介します。なお、SNSの日記を書く上でも役に立つ内容です。


 『「書ける人」になるブログ文章教室』(山川健一(著) ソフトバンク新書)


(1) 自分が「得意なジャンル」が何かを考えること。

たくさんの人に読んでもらうためには、自分のウリが何かをよく考える。

(2) ブログを始める時に大事なのは、何よりブログの「タイトル」。

映画でも小説でも音楽でも、まず興味を引くタイトルが必要だが、ブログも同じ。可能な文字数の中でできるだけキャッチーなタイトルにする。*キャッチー:引きつける

(3) ブログには「今」を書くこと。

ブログは時間軸が大事。ブログは、時間軸に沿って書かれるものであり、読者も同じ時間の流れに沿って生きている。

(4) 「本音」で書くこと。

ブログをはじめとするインターネット上の文章がこれだけ読まれるのは、そこで語られていることが本音で貫かれているから。

(5) 自分自身の日本語を鍛えつづけること。

音声も動画もブログに取り込めるようになったが、やはり、ブログの基本はテキストデータ、すなわち言葉。言葉というのは人間の活動の中心にあるもので、ブログにおいてもそれは変わらない。


現代は、個人が情報発信する機会が増えてきました。電子メール、ホームページ、SNS、ブログ、様々な手段で、情報発信できます。

しかし、日常会話で「あ、それ」「そうそう、それ」といった曖昧な表現では通じません。また、自分とは経験も年齢も価値観も違った多くの人が、自分が発信した情報を見るので、「正確に伝わり、誤解を与えない」ような文章を書くことが大事ですね。

インターネットが普及した現代社会こそ、文書力が求められますね、私も日々努力する毎日です。



■ インターネット時代に必須の文章スキル


次の本の中に、「インターネット時代に必須の文章スキル」というのがありましたので、紹介します。


 『圧倒的!伝えるチカラ』(藤村 正宏 (著) 出版社: ローカス)



(1) 文章は練習すると誰でも上達する

あきらめずに練習する

(2) 伝わる文章の秘訣は読み返すこと

分かりやすい文章を書くためには、まずは自分の書いたものを読み返すこと、これは必須。

(3) 少し時間をおいて見直してみよう

時間をおいてから、読み返してみる。できたら、最低でも30分以上。書いているときには気づかなかったことが発見できる。書いているときには、意識が集中していて、おかしいところに気づかなかったりする。

(4) 声に出して読んでみよう

声に出して読んでみましょう。そうすると、文章だけでは気づかなかったことがわかってきます。音読をすると、おかしい部分がさらに明確になる。

(5) 読み手は誰かを考える

文章というのは、書いただけでは意味がありません。読まれてはじめて意味を持つ。だから、読む人が誰かを意識して書きましょう。読んでくれる人がどういうことに「関心」があるかを考えましょう。

(6) 新聞コラムに学ぼう

朝日新聞「天声人語」、読売新聞「編集手帳」、日経新聞「春秋」、産経新聞「産経抄」のような各新聞のコラムを毎日読むことです。できたら音読しましょう。読むだけで、勉強になります。短い文章で、見事に伝えています。

(7) ブログで訓練してみる

誰かが読んでくれていると思うと、意識がまったくちがいます。伝わるということ、分かりやすいということを意図して書きましょう。



■ ブログの書き方


かなり前になりますが、ブログで有名になった、眞鍋かをりさんが、雑誌「旬なテーマ」2005年11月号に掲載した記事は、「ブログの書き方」について大変役立つ内容でした、下記に一部紹介します。


  参考情報:雑誌「旬なテーマ」2005年11月号
  "眞鍋かをりに みんなに読んでもらえる「ブログ」のやり方を教えてもらう"



(1) ブログは自分を出せる場所

仕事や日常のことからちょっと離れて、その人の最も人間ぽい部分をかける場。いろんな人生経験をブログで公開したら楽しいと思う。

(2) 具体的なテーマを決める

「お仕事日記」とか「子育て日記」みたいに具体的なテーマを決めると読む人は興味を持ちやすい。   

(3) 各記事のタイトルには、ブログの内容が一目でわかり、インパクトのあるものを

(4) 書く話題は具体的に

テーマを絞り、話題が広がり過ぎないようにすることが大切。自分が書きたいことについて自由に書いていくことが、続ける一番の秘訣。

(5) ちょっと自虐的に書いてみる

上の目線から意見するような書き方でなく、ちょっと自分を茶化して書いているようなブログは好感が持てる。

(6) 記事の書き方がブログの"店構え"になる

記事の行間の空け方、文字の大きさ、バランス、色でそのブログの印象が決まる。つまり自分なりの書き方のスタイルを工夫すること。


(注)上記内容は記事の内容の一部を省略しています。正確には、上記の雑誌を見てください。もう絶版かもしれませんが・・・

2014年6月20日金曜日

これは便利!「無料の画像編集ソフト」紹介、デジカメ写真の編集などに活用

デジカメ写真を活用する際、インターネットに公開する場合などで、画像の大きさ(サイズ)変更、ファイルサイズ変更、明るさ・コンストラスト調整、文字の画像追加など、画像の編集が必要になります。

そこで、今回は、このようなデジカメ写真の編集に役立つ、使いやすい”無料”の”画像編集ソフト”を紹介したいと思います。紹介するソフトは、数年以上使ってきて、無料かつ高機能で、デジカメ編集に充分役立つソフトです。


私は、花の写真を10年ぐらい撮ってきましたが、デジカメで撮った写真に、様々な編集を加えるため、画像編集ソフトを様々使ってきましたが、その中で、私が使ってみて便利と感じたソフトです。少しでも、皆さんのお役にたてば幸いです。



■ Zoner Photo Studio Free


デジカメ写真の編集は、ほぼこのソフトで十分ですね、とても便利です。画像のサムネイル表示、ビューア表示、スライドショー表示に対応し、画像サイズの変更、画像の一部分の切り取り、文字入力など、画像修正で必要な機能が簡単に利用できます。また、画像の中に他の画像を挿入することも容易にでき便利です。

豊富な画像編集機能も備え、クイック修正、色調補正、色温度補正、露出補正、ぼかしなどの「調整」、グレースケール、セピア、爆発、油絵、鉛筆描きなどの「効果」、赤目補正やモーフィングメッシュなど様々な編集が可能です。

 Zoner Photo Studio FREEのダウンロード : Vector
 http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/art/se499691.html
 


■ JTrim(ジェイトリム) 画像編集ソフト


私が、Windows XP 時代から、長年活用しているソフトで、デジカメ画像の加工・編集ができるフォトレタッチソフト。Windows 7でも活用できます。デジカメの画像をトリミングしたり、リサイズしたり、文字入れに活用しています。動作が機敏で使いやすいですね。


明るさ/コントラスト調整、ガンマ補正、フェードイン/フェードアウト、セピア、モノクロ、モザイクなどの補正・効果を画像に施すことができます。もちろん画像の回転、リサイズ、切り抜きにも対応。

 JTrim - 窓の杜ライブラリ
 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/jtrim/



■ 縮小専用  画像縮小アプリケーション


これも、私が、Windows XP 時代から、長年活用しているソフトです。たくさんの画像データのサイズ(大きさ)を小さくしたいとき、ファイルサイズを縮小させたいときに活躍します。

このソフトを使い、画像データサイズを小さして、画像をホームページに掲載したり、資料にも活用していますが、大変便利です。


なお、2002年にリリースされた「縮小専用 ver.1.5」から8年。スペシャルバージョン「縮小専用AIR」があります。こちらの方が多くのOSに対応できていて、良いですね。

 縮小専用AIR | i-section.net
 http://labo.i-section.net/shukusen-air/

 ※「縮小専用AIR」は、Adobe Flash Player、AdobeAIRが必要。


(注)AdobeAIRとは

Adobe社のFlashを利用したアプリケーションソフトを実行するために必要なソフトです。最近、このAdobeAIRを使ったソフトが時々あります。



■ Picasa(ピカサ) 画像編集ソフト


Google提供の無料の画像管理・編集ソフトです。Picasaをインストール、起動すると、パソコンのハードディスク内の画像や動画をすべて検索・取得して、一覧表示します。

画像編集機能も充実しており、切り抜き、赤目修正、コントラスト調整、色合い調整などの「画質変更」、セピア、モノクロトーンなどの「視覚効果」、画像の拡大、フォーカス変更、傾き調整、画像へのコメント書き込みに対応しています。


また、デジカメ写真を活用した動画作成も可能です。また、Google提供のオンラインサービスと連動し、画像を簡単にインターネットにアップロードできます。

 Picasa(ピカサ)の入手
 http://picasa.google.co.jp/



■ Windows Live フォト ギャラリー 画像編集ソフト


「Windows Live フォト ギャラリー」は、マイクロソフトの画像整理、編集ソフト。また、簡単にのオンラインアルバムに登録することが可能です。

フォト ギャラリーは、写真や動画の簡単な整理およびオンラインでの共有を実現します。また、複数の写真を組み合わせたパノラマ写真の合成、色や露出の調整、キャプションの付加等も可能です。

 Windows Live フォト ギャラリーの入手
 http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-live/photo-gallery

 *Windows 7以上



■ 用途別の画像サイズとは


デジカメ写真を編集する際に、用途に応じた大きさにする必要があります。以下に、画像サイズを簡単に説明しますので、参考にしてください。なお、画像サイズを小さくすると、通常はデータサイズを小さくすることができます。

(1) ホームページ掲載、メール添付など  *極力、画像のデータサイズを抑えたい
    640 × 480 ピクセル VGA
    800 × 600 ピクセル SVGA
    1024 × 768 ピクセル XGA

(2) L判プリント
    1024 × 768 ピクセル XGA
    1280 × 960 ピクセル SXGA

(3) 2L判プリント
    1600 × 1200 ピクセル UXGA

(4) A4判プリント
    2048 × 1536 ピクセル SUXGA

    

■ 画素(ピクセル)とは


デジタルカメラは、写真を小さな点「画素(ピクセル)」に置き換えて記録します。方眼紙の各マスに色を塗っていくと考えるとよいですね。この「画素(ピクセル)」ごとに色を管理して写真やイラストを表現しています。

デジタルカメラはシャッターを押した瞬間に、レンズを通った風景を画素(ピクセル)と呼ばれる点々の集合に置き換えて記録しています。

画素数が大きくなれば、情報量は大きくなり、同じ大きさの写真サイズで考えれば密度が高く、きめ細かい画像が得られます。その反面データ量が大きくなってしまので注意が必要です。

パソコンで音楽を楽しむ ”音楽プレイヤー・ソフト” 紹介

音楽CDをパソコンで楽しむには、まずは、CDの音楽をパソコンに取込むことが必要です。そうすることで、音楽をパソコンで管理し、好きな曲を選んで聴いたり、好きな曲を集めたCDを作ることができます。

今回は、音楽CDの音楽を取込んだり、聴いたり、管理したりするための、音楽プレイヤー・ソフトを紹介します。

なお、音楽データは、データサイズを小さくするため、MP3などの特殊なデータ形式(MP3、WMA、AAC 他)でパソコンに保存します。

Windowsのパソコンであれば、購入時に付属している「Windows Media Player(ウィンドウズメディア プレイヤ)」で、音楽を聴くことができます。またアップルが無料配布している「iTunes(アイチューンズ)」も有名です。  *iTunesはWindows版もあります。



■ パソコンの音楽プレイヤー・ソフト紹介 *Windows対応

CDの音楽データをパソコンに取り込む「CDリッピング」は、「Windows Media Player」または「iTunes」が、操作が分りやすく便利ですね。

音楽データを聴くのは、音質の良いプレイヤー・ソフトがお勧めです。個人的には、「MidRadio Player」、「Winamp」、「MusicBee」がお勧めです。



■ Windowsに付属している「Windows Media Player」

Windowsに付属しているソフトです。Media Playerを使うと、音楽CDの取込み、音楽CDの再生、動画再生をすることができます。音楽CDの取込み操作は分りやすいですが、ソフトの動作は重く、他のソフトに比べ音質もあまり良くないようです。


■ 音楽CDの取込みが容易なソフト「iTunes」

携帯音楽プレイヤー“iPod”に音楽データを転送するときに使うソフトです。Windowsでも使えます。なお、音楽CDのパソコン取込み(リッピング)ことがとても簡単です。また、パソコンに取込んだ音楽データを、アーティスト別・アルバム別に、見やすく表示してくれ、音楽データを探すのが容易です。

 ダウンロード iTunes - 窓の杜ライブラリ
 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/itunes/


■ 高音質で軽いMP3プレイヤー「MidRadio Player」

楽器や音楽、音響機器で有名なYAMAHAが作成元の高音質で動作が軽くシンプルなmp3プレイヤーです。音を提供するヤマハが作成元だけあり、音質がソフトでクリアです。クラシックを聴くと、他のソフト比べ音の良さが分ります。

機能は少ないですが、音質が良いので、最近、これで聴く機会が増えました。Windows Media Playerと比べて、はっきりと分かるくらい音がきれいに聞こえます。(聞こえる音域の幅広く、さまざまな音が聞こえます。)

 ダウンロード ミッドラジオプレーヤ
 http://download.music-eclub.com/midradio/


■ 音声・動画を再生できるマルチメディアプレイヤー「Winamp」
音声・動画ファイルを再生できるマルチメディアプレイヤー。MP3/WAVE/MIDI/MOD/Ogg Vorbis形式などの音声ファイル、AVI/ASF/MPEG/NSV(Nullsoft Streaming Video)形式などの動画ファイル、CDオーディオの再生に対応。

「Windows Media Player」と比べて音質はとても良いです。「iTunes」と比べても音質は良いかもしれません。

なお、インストール時にドライバー管理ソフト「Uniblue DriverScanner」やレジストリメンテナンスソフト「PC Tools Registry Mechanic」などのインストールを促されるが、ほとんど必要ないので、他のソフトのインストールは、拒否したほうがよいです。

 ダウンロード Winamp - 窓の杜ライブラリ
 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/winamp/


■ 多機能なライブラリ型音楽プレイヤー「MusicBee」

「iTunes」と操作画面がよく似ており、曲を探すのが便利です。なお、「iTunes」より動作は軽いです。また、高音質な楽曲再生が可能なほか、再生した楽曲の情報を音楽情報SNS“Last.fm”へ送信したり、“Amazon.co.jp”などからアルバムアートを取得できます。

 MusicBee - 窓の杜ライブラリ
 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/musicbee/


≪補足用語≫CDリッピング 【 ripping 】 取り込み

音楽CDに記録されている音声データを抽出し、パソコンで処理できるようなMP3などの音楽データ形式に変換して保存すること。


音楽CDをパソコンに取り込む時のデータ形式、MP3、WMA、AAC、知っていますか?

音楽CDをパソコンに取り込み、パソコン、携帯プレーヤー、携帯電話で聴くことができます。なお、このパソコンなどで聴くためには、特殊なデータ形式に変換する必要があります。今回は、音楽を聴くための特殊なデータ形式、MP3、WMA、AACについて説明します。
なお、CD音楽のデータは、どうやってパソコンに取り込まれるのでしょうか? 

実は、パソコンに取り込む場合、データサイズを小さくするために、データを圧縮して取り込んでいます。布団や衣類を圧縮して圧縮袋につめ込むような感じですね。

圧縮されたデータ形式が、よく聞く「MP3」、「WMA」、「AAC」です。

これらの音楽データの形式は、音楽のデータサイズを圧縮(小さく)するため、聴く際に影響のない範囲で、音の一部を取り除いて、データを圧縮しています。

なお、音楽データを圧縮する方法の違いで、MP3、WMA 、AACというデータ形式があります。


音楽CDをパソコンに取り込むと約1/10のサイズになり、3~5分の曲で1曲あたり5MB(メガバイト)前後になります。私の携帯プレーヤーは記憶容量が8GBですが、この小さなボディに約1600曲(アルバム 約100枚分)も記録できるので大変便利です。



■ 音楽データの形式、MP3、WMA 、AACて何?


MP3、WMA 、AAC は形式は、CDに記録された音楽データを圧縮し、サイズを小さくしたものです。通常、これらのデータ形式は、音楽CDのデータサイズの約1/10で、記憶できます。

音楽CD並の音質を保ったままデータ量を大幅に小さく(圧縮)することができ、そのことで、より多くの音楽がパソコンや携帯プレーヤーに記憶できます。

音楽CD上のデータサイズは、そのままだと、アルバムの場合で通常約700MB程度、1曲で約50MBものサイズになります。このまま、パソコンに記憶していたら、1GBで20曲ぐらいしか記憶できません、これでは不便です。

そのため、極力たくさんの音楽データを記憶するため、データを圧縮しコンパクトにして記憶する必要があり、人間の感じ取りにくい部分のデータを間引くことによって、音楽データを圧縮し、データサイズを小さくしています。

ポップスCDのアルバム(16曲 約65分)を実際にパソコンに取り込んでみたら、データサイズは以下になりました。下記に示すように、CDに記憶されている音楽データの約1/10の大きさ程度で記憶できます。

 音楽CD上のデータサイズ      710MB
 
 パソコンに取り込んだデータサイズ  65MB
   *MP3(128kbps)、WMA(128kbps)、AAC(128kbps)で取り込んだ場合




■ 代表的な音楽データ圧縮方式

携帯プレーヤー、携帯電話等で音楽を聴くためには、これらの機器が、以下のどのデータ形式をサポートしているか事前に確認しておく必要があります。


◆MP3(MPEG1 Audio layer3)

音楽データを圧縮する技術が色々と開発されていますが、このMP3は、以前から広く普及しています。MP3 は MPEG-1 という映像圧縮技術の音声部分を利用しています。

◆WMA(Windows Media Audio)

Microsoft社が開発した、Microsoft社製品の標準の音声圧縮方式です。インターネット、パソコンで広く普及しています。

◆AAC (Advanced Audio Coding)

MP3の後継といえるもので、全ての圧縮率において高音質を実現するべく作られています。MP3はMPEG-1という映像圧縮技術の音声部分を利用していますが、AACは、より新しい MPEG-2 の音声圧縮技術を利用しています。

◆ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding)

ソニーが開発した音声圧縮技術で、ソニー製品を中心に、音楽配信サービスやソニーのMDフォーマットに主に使用されている圧縮規格です。



■ 音楽CDを取り込む時のビットレートとは


よく家電量販店にいくと「MP3 128kbpsの場合」とか見かけたことありませんか?

MP3は圧縮形式のことで、次に続く128kbpsがビットレートといわれる部分です。これは "音楽を1秒間あたりどれぐらいのデータに変換するか" の指標です。

 数値が高ければ音質は良いですが、変換後のデータサイズが大きくなります
 数値が低ければ音質は悪いですが、変換後のデータサイズは小さくなります

なお、以前は、パソコンのハードディスク容量の制限もあり、「MP3でCD並みの音質を確保するには、ビットレート128kbpsが良い」と言われていました。

しかし、今は、ハードディスク容量も1TBを越える時代になり、パソコン環境や音楽を考え、それ以上のビットレート160kbps、192kbps、又は320kbps(MP3 の最高ビットレート)で良いかもしれません。

なお、このビットレートも絶対的な判断基準ではなく、自分で聞き比べて最適なものを見つけたらよいと思います。MP3の128kbpsと320kbpsの違いについて、以下のサイトで詳しく分かります。

 MP3の128kbpsと320kbps、あなたは聴き分けられますか?
 http://daredemopc.blog51.fc2.com/blog-entry-779.html

 128kbps と 320kbps の聴き分けテスト mp3ornot.com
 http://mp3ornot.com/


以下のホームページには、ビットレートでどのように音が変化するか波形分析があり、とても分かりやすいです。

 不可逆圧縮音源の音声波形を見て性質を理解する - パソコン初心者講座 ~道すがら講堂~
 http://michisugara-aud.sakura.ne.jp/convert/mp3_aac.html



■ 非可逆圧縮と可逆圧縮


音楽の圧縮形式には、大きく、「非可逆圧縮(不可逆圧縮)」、「可逆圧縮」の2つに分けられます。

 「非可逆圧縮(不可逆圧縮)」
 ・・・一部を切り捨てているため、演奏時に復元しても、完全に元の音楽には戻らない

 「可逆圧縮」
 ・・・ 全ての音データを切り捨ててしまうことなく、完全に元の音楽に戻せる

通常デジタルオーディオプレイヤーで用いられるのは、人間の耳に聞こえにくい高域成分を切り捨てサイズを圧縮した「非可逆圧縮(不可逆圧縮)」形式で、MP3、WMA 、AACは、この形式です。

一方、「可逆圧縮」形式は、圧縮率はせいぜい2分の1です。可逆圧縮は、非可逆圧縮では音質の低下が目立ちやすい、ピアノソロなどの高音が目立つ曲、クラシックなどの曲に限定して利用すると良いかもしれません。

なお、「可逆圧縮」形式の詳細は、下記を参照下さい。

 高音質で音楽を聴くため可逆圧縮音源について学ぼう - 道すがら講堂
 http://michisugara.jp/archives/2011/lossless_music.html



■ 《補足用語説明》

◆エンコード

エンコードは符号化といい、データサイズを小さくする為に、一定の規則に従って、目的に応じたデータに変換することで、MP3、WMA 、AACといった音楽圧縮フォーマットに圧縮することをエンコードと言います。

◆ビットレート

1秒間の音楽の信号を、何ビットで表すかを示す値です。簡単に言えば、この値が大きいほど、より元の音楽に近いデータに変換可能です。しかし、その分、データサイズが大きくなります。

単位には「bps」が使われ、MP3のエンコードで一般的な「128Kbps」は、1秒間のオーディオデータを表現するのに128,000ビット使うという意味です。

2014年6月18日水曜日

OSとは? アプリとは? ハードウェア・ソフトウェアの違いは? パソコン・スマホ基本用語

OS(基本ソフトウェア)、アプリ、ソフト、ハードウェア、ソフトウェアは、パソコン・スマホの基本用語ですが、これって何?と質問されると、なかなか説明できない難しい言葉です。これらの言葉、コンピュータの専門用語ですが、今回は、これらの言葉を出来るだけ分りやすく説明します。

パソコンの「Windows」、「Mac OS X」、スマホの「Android(アンドロイド)」、「iOS(アイオーエス)」、これらがOS(基本ソフト)です。

OS(基本ソフト)は、パソコンやスマホの頭脳である”CPU”を動かすもので、これが無ければ何もすることができません。


アプリはアプリケーション(応用ソフト)の略で、OS(基本ソフト)以外の、ブラウザ、ウイルス対策ソフト、メール、ワープロなどのことです。アプリは、OS(基本ソフト)が動かします。
よく、”このソフトはWindows8対応”という言葉を聞きますが、アプリはOS(基本ソフト)に合せて作る必要があります。Windows7で動いたソフトが全てWindows8で動くとは限りません。

(注)Windows7用に作られたアプリがWindows8で動くかどうかは検証が必要です。


なお、OS(基本ソフトウェア)、アプリを総称してソフトウェア(ソフト)と言います。

なお、もうひとつ厄介な言葉に、「プログラム」という言葉があります。プログラムは”CPUの処理手順”で、プログラムを組み合わせることで、ソフトを作成します。

しかし、今は、ほとんどの場合、ソフトとプログラムは同じ意味で使われています。


(注) Windows 8/8.1では、これまで「ソフト」とよんでいた呼称が「アプリ」になりました。

Windows7以前は、メール、Word、Excelなどを「ソフト」と呼んでいましたが、Windows 8/8.1では「アプリ」と呼ぶようになりました。この方が厳密で、また、スマホでも「アプリ」なので、この方が分りやすくなったと思います。ちなみに、Windows 8/8.1では以下の区分けがあります。

  ①Windows 8.1 のスタート画面で動くアプリを「Windows ストア アプリ」
  ②今までの Windows の画面でのみ動作するアプリを「デスクトップアプリ」



■ ハードウェア、ソフトウェア(ソフト)とは


コンピュータ関係のものは、大きくは、ハードウェアとソフトウェアの2つに分類されます。


ハードウェアは「hardware」、ソフトウェアは「software」という英語になりますが、「ware」 は、商品・製品のことですから、以下のように訳せます。

  ハードウェア(hardware)は「目に見える、硬いもの」

  ソフトウェア(software)は「目に見えない、柔らかいもの」
  
になります。これでも、なかなかイメージがつかめません。

  車で言うと、車自体がハードウェア、運転手がソフトウェア
  音楽プレイヤーで言うと、プレイヤー自体がハードウェア、音楽そのもがソフトウェア
  
つまり、目に見える「ハードウェア」を動かして、何か行動させるもの(運転をする、音楽を聴く)が「ソフトウェア」になります。

パソコン本体、CPU、ハードディスク、USB、デジカメ、プリンターなどは、全て”目に見えるもの”ですから、ハードウェア。

Windows、AndroidなどのようなOS(基本ソフト)、ブラウザ、メール、ワープロなどのアプリケーションソフトは、全て”目に見えないもの”なのでソフトウェアになります。



■ Windows、Androidなどを総称してOS(基本ソフト)と呼ぶ


パソコンやスマートフォンの頭脳であるCPUを動かすのが、Windows、Mac OS X、Android、iOSなどのOS(基本ソフト)です。


画面表示、文字入力、インターネット接続、プリンター出力、USB機器接続 などなどの動作を一手に引き受けて実行するのがOS(基本ソフト)です。

また、OS(基本ソフト)があることで、ブラウザ、メール、ワープロ、画像編集などのソフトが同時に動くことができます。

パソコンの性能が良いという場合、CPUの性能も大事ですが、CPUを動かすOS(基本ソフト)も性能や機能が良くないと、全体の機能は良くなりません。



■ ブラウザ、メール、ワープロを総称してアプリケーションソフト(アプリ)と呼ぶ


特定の目的のために作られたソフトウェアを、アプリケーションソフト(アプリ)または、応用ソフトと言います。つまり、ブラウザ、メール、ワープロなどのことです。


(注)「アプリケーションソフトウェア」というと長いので、略して「アプリ」と呼ばれます。

なお、アプリはOS(基本ソフト)の元で動くので、購入時は、それが動くOS(基本ソフト)を確認する必要があります。

アプリには、動作するOS(基本ソフト)は必ず明記されているので、購入時は、必ず自分のパソコンの基本ソフトウェアに一致するものを購入しましょう。



■ パソコンに接続する機器を制御するものをデバイスドライバと呼ぶ


パソコンにプリンター、USBメモリ、デジカメなどを接続した際に、大事な役目をするのが「デバイスドライバ」というプログラムです。


デバイスドライバは、プリンターなどの機器毎に存在し、機器がパソコンに接続されると、OS(基本ソフト)は、対応するデバイスドライバを見つけ出し、機器とのデータのやりとりを任せます。

なお、このときに、対応するデバイスドライバが無ければ、パソコンは、それを見つけようとします。USBメモリなどは自動的に、OS(基本ソフト)が対応するデバイスドライバを自動的に見つけてくれます。

デバイスドライバが各機器の処理を担当することによって、OSが事前に機器に対応している必要がなくなり、機器メーカーも、OSの持っている機能に限定されることなく製品を開発することができます。



■ データを圧縮したり復元するプログラムをコーデック (Codec)と呼ぶ


コーデック は、一般的には、データのサイズを小さくするために、データを圧縮したり、圧縮したものを復元する(元に戻す)プログラムのことですが、主に動画データを再生するときに必要なプログラムの意味に使われます。


Windows標準搭載のメディアプレーヤーでの動画再生時に「コーデックがインストールされていないので再生できません。」という内容のメッセージが出る場合がありますが、動画を再生するには、それに対応した、コーデックというプログラムが必要です。

動画はデータサイズを小さくするためデータを圧縮していますが、圧縮方式により、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4/AVC(H.264)、FLV、WMVなどの様々なデータ形式があります。

動画を表示するためには、この圧縮方式(動画形式)に対応したプログラムが必要です、それが一般的に「コーデック」と呼ばれます。



■ プログラムとは


実際にプログラムを作った人以外には、なかなか分かりづらいのが、この「プログラム」という言葉です。

プログラムは簡単にいうと次のような「CPUが理解するように書かれた処理手順」のことを言います。


  プログラム「足し算」
    a=5
    b=10
    c=a+b

実は、ソフトウェアは、このプログラムが集まったものです。しかし、今は、プログラムもソフトウェアの意味で使われることが多いので、 プログラム=ソフトウェア と考えても問題ありません。

ブラウザソフト又はブラウザプログラム、ウイルス対策ソフト又はウイルス対策プログラム、メールソフト又はメールプログラム、修正ソフト又は修正プログラム・・・・いずれの使い方でも問題ないと思います。

ほとんどのIT用語は、最初は厳密に定義され使われますが、時間がたつと定義が曖昧になり、様々な意味をもつようになり、定義が難しくなります。

かといって、IT用語を厳密に定義して説明しようとしても、意味する所が拡大しているので、定義は難しくなります。IT用語の定義は厳密でなくても、文章の意味が通じれば良いかもしれません。



■ オンラインソフトウェア(シェアウェア、フリーソフトウェア)とは


オンラインソフトウェアとは、インターネットでソフトウェアをダウンロードして(取り出して)、利用できるソフトウェアです。有料なシェアウェアと、無料なフリーソフトがあります。


シェアウェア・・・オンラインソフトの中で、利用に際し、料金を支払う必要があるソフトウェアのことです。多くは、一定期間、無料で使える試用期間があります。

フリーソフトウェア・・・無料で使用できるソフトウェアのことです。フリーウェアやフリーソフトと言うこともあります。



■ ソフトウェアのアルファ版・ベータ版・RC版とは


ソフトウェアは、バグが少なく使える状態の「正式版」の前に、開発段階に応じて、アルファ版、ベータ版、RC版というバージョンがあります。


アルファ版は、開発のごく初期段階のソフトウェアのことで、ソフトウェアの性能や機能などの要望を聞いたりする目的のものです。

ベータ版は、正式公開の一歩手前のソフトウェアのことで、正式版の機能がひととおり揃っていますが、まだ不具合が起きる可能性が残っているバージョンです。

RC版は、“Release Candidate”版の略で、正式版の一歩手前のバージョンのことで、正式版直前に試してもらって、最終調整をするためのバージョンです。

なお、アルファ版・ベータ版・RC版共に、まだ正式版ではないので、利用する場合には、不具合が発生することを覚悟の上で使う必要があります。

PDFはインターネットでよく使われるデータ~PDFの意味と使い方とは? ネットの基礎知識

メーカー、官公庁などのホームページで公開されているデータの中で、最も多いのが、PDF形式です。最近では、様々なソフトウェア・機器の操作説明書もPDFデータで提供されるようになりました。

何故、このPDF形式が良く使われるのでしょうか?今回は、PDFの意味と使い方について説明します。

PDF形式のデータは、無料で配布されている、「Adobe Reader」(あどび・りーだー)で見たり印刷することができ、また、Windows・MAC、OSの種類に関係なく、全てのパソコンで利用出来るなど、非常に便利なデータ形式です。


また、PDF形式のデータは、データサイズを小さくすることができるので、ワープロ・表計算などのデータを、PDFデータに変換することで、データサイズを小さくし、メールでの添付ファイルなどに役立てることができます。



■ PDFとは


PDFでは、インターネットで幅広く使われる文書配信のデータ形式です。"Portable Document Format"の略で、「持ち運び自由な文書形式」という意味です。

このPDF形式のファイルを表示・印刷するには、アドビシステムズ社が無料で配布している「Adobe Reader」というソフトウェアが必要です。殆どのパソコンには、購入したときに付属しています。

ただし、「Adobe Reader」が古いバージョンのことがあり、ホームページのPDFデータが読めない場合があります、この場合は最新版にすることが必要です。 

このPDF形式を使うことで、データサイズも小さくすることができ、「Adobe Reader」があれば、コンピュータの機種や環境、ソフトウェアが違っていても、データを表示・印刷することができるので、インターネット上での文書の配信等に広く使われています。



■ PDFデータの特徴


(1) どのパソコンでも見れる。  データを作成したソフトウェアがなくても、ほとんどのパソコンに搭載されている「Adobe Reader」で見ることができます。

(2) データサイズを小さくできる。 PDFデータにすると、元のデータサイズの約1/5~1/10に小さくすることができます。

(3) データを保護することができる。 データ読み込み時のパスワードを設定したり、印刷・コピーを禁止したりすることができます。

(4) PDFデータは、どのソフトウェアからでも作成できる。  PDF作成ソフトウェアがパソコンに搭載されていれば、どのようなソフトウェアからでもPDFデータが作成できます。

(5) 複数のソフトウェアで作成したデータを一つのまとめる(PDFデータ)ことができる。  Excel、Word、パワーポイント等のソフトウェアで作成したデータをPDFデータすれば、それらを結合させ一つのPDFデータにして、連続してデータを見ることができます。



■ PDFデータを見るために必須のソフトウェア:「Adobe Reader」(あどび・りーだー)


PDFデータを見るためのソフトウェア「Adobe Reader」は、アドビシステムズ社から無償で提供され、誰でも自由に使うことができます。

最新版のPDF作成機能を使って作成されたPDFデータの場合は、最新版の「Adobe Reader」が必要となりますので、常に最新版にバージョンアップすることが望ましいです。

また、ウイルスなどの不正ソフトが「Adobe Reader」の不具合(脆弱性、ぜいじゃくせい)を狙ってパソコンに侵入してきますので、その意味でも、最新版に更新し、不具合を直すことが必要です。

「Adobe Reader」の最新版ダウンロードは以下を参照下さい。

  Adobe - 無償の PDF ビューア、Adobe Reader のダウンロード
  http://get.adobe.com/jp/reader/


  (注)ダウンロード時は、オプションのプログラムのチェックマークを外して下さい。
     チェックのままだと、無料の McAfee Security Scan Plus ユーティリティも
     同時にインストールされます。
     


■ PDFを作成するには?


Officeは、Office2010以降からPDF作成機能を搭載したので、Officeから直接PDFを作成でき、便利になりました(Office 2007には、PDF出力のためのアドインが無償で提供)。

なお、それ以外のソフトでは、PDFを作成するための専用ソフトが必要です。一般的にはプリンタ・ドライバのような形で利用するPDF生成ツールがよく使われます。それらのツールをインストールすると、PDF作成用の仮想的なプリンタがシステムに追加されます。


プリンタ出力画面から、追加された仮想プリンター選んで、通常どおりに印刷操作を行えば、印刷結果が自動的にPDFファイルとして作成・保存される。この方式は、(印刷機能を持つ)すべてのアプリケーションから利用できるのがメリットです。

PDF専用ソフトとして「Adobe Acrobat」がありますが、以下のフリーソフト「CubePDF」も安心して使えるソフトで、私は数年間、このソフトを愛用しています。


■仮想プリンターとして動作する国産の無償PDF作成ソフト「CubePDF」

 CubePDF - 窓の杜ライブラリ
 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/cubepdf/


仮想プリンターとして動作するPDF作成ソフト。印刷機能を備えたソフトから仮想プリンターとして呼び出してPDFファイルを作成できます。フォントの埋め込みに対応しているのが特長で、特殊なフォントを使用している文書も意図した表示を保ってPDFファイル化できます。

また、PDFファイルにタイトルや作成者などの「文書プロパティ」や「パスワード」の設定を行う事ができ、それ以外にも「Web表示用の最適化」「カラー画像のグレースケール化」「印刷やコピーの禁止設定」など様々なオプションを設定する事ができます。



■ PDFデータの活用方法例

最近は、画像データを利用することで、ワープロ・表計算のデータの容量が大きくなっています。

もし、作成したデータサイズが大きく、メールでは送信できないときなどは、PDFデータにしてデータサイズを小さくして送信することができます。以下に、PDFデータの活用方法例を示します。


(1) Excel、Word、パワーポイント等で作成したデータのサイズが大きくメールで送れない時、PDFデータにして送付する。

(2) データの送信先の人がデータを作成したソフトウェアを持っていない場合にPDFデータにして送る。

(3) 会議等の資料で、複数ソフトウェアで作成したデータを一つにデータにして見たいときに、PDFデータにして結合する。

(4) データに細かいセキュリティをかけたいとき、PDFデータにして、読み込み時にパスワード入力をさせたり、印刷できなくする。



2014年6月17日火曜日

IPアドレスは個々のコンピュータに付けられた番号、ネットの基礎知識

「IPアドレス」という言葉は、時々聞くと思いますが、インターネットを理解する上で、大事な用語の一つです。この「IPアドレス」のお陰で、世界中のコンピュータがつながることができます。

この「IPアドレス」は、電話番号とよく似ています。

  電話番号・・・・個々の電話に付けられた番号
  IPアドレス・・・個々のコンピュータに付けられた番号


IPアドレスは、パソコンも含め、インターネットにつながっている一つ一つのコンピュータに付けられる番号(アドレス)です。



相手と電話するときには「電話番号」が必要なように、コンピュータ通しでデータをやり取りするときには、「IPアドレス」が必要です。


なお、現在、使われているIPアドレスの仕組み(番号体系)は「IPv4(IPバージョン4)」と言われ、アドレスを32ビット(2進数の32桁)で管理しているため、”付けることができる番号は約43億”と限られています。

インターネットに接続するコンピュータが増える中、IPv4で使える番号が少なくなっており、新しく考えられているのが「IPv6(IPバージョン6)」です。これだと、ほぼ無限のコンピュータ機器に番号が付けられます。


IPアドレスがどのように使われているか、添付の図で説明しています、参考にしてください。また、下記のサイトで、IPアドレスについて図解入りで詳しく解説されています。

   IPアドレス?MACアドレス?知っていれば話が早い、ネットの基礎知識
   http://pc.nikkeibp.co.jp/article/knowhow/20140314/1124586/



■ グローバル IP アドレスと プライベート IP アドレス


IPアドレスには次の2種類があります。

 グローバルIPアドレス・・・世界中で管理され一意の(重複のない)IPアドレス
              電話で言うと外線番号に該当する
     
 プライベートIPアドレス・・家庭内や企業内で自由に使うことができるIPアドレス
              電話で言うと内線番号に該当する


もし、世界中の人が IP アドレスを勝手に割り振ったら、同じIP アドレス必ず出てきてしまい、特定のコンピュータを探し出すことが不可能になります。

そこで、一意のIPアドレスを割り振れるよう、 IPアドレスは特定の機関によって管理されています。

このように、世界中で管理されている IPアドレスを特に ”グローバルIPアドレス”と言います。インターネットにコンピュータを接続する場合は、グローバルIPアドレスを使わなければなりません。

なお、家庭内や企業内のような閉じられたネットワーク内では、”プライベートIPアドレス”を利用します。ただし、”プライベートIPアドレス”では、インターネットには通信できません。



■ 家庭でのブロードバンド・ルータの場合(複数のパソコンをインターネットに接続)


家庭でインターネットを使う場合、最近はブロードバンド・ルータに複数のパソコンを接続して使うようになりましたが、このような場合、IPアドレスは少々複雑になります。

  ブロードバンド・ルータに付けられる番号 → グローバル IP アドレス

  各々のパソコンに付けられる番号     → プライベート IP アドレス

ブロードバンド・ルータに接続された複数のパソコンは、それぞれ固有のプライベート IP アドレスを持っています。

家庭のブロードバンド・ルータにつながれた複数のパソコンは、下記の(1)、(2)のルートでインターネットに接続します。

 複数のパソコン→(1)→ブロードバンド・ルータ→(2)→インターネット

   (1)で使われるのが、プライベート IP アドレス
   (2)で使われるのが、グローバル IP アドレス

 *インターネットに接続する場合は、ブロードバンド・ルータが持っている
  グローバル IP アドレスが使われます。



■ ブロードバンド・ルータとは


ブロードバンド・ルータの役目は、接続されている複数のパソコンをインターネットに接続することです。


家庭内の複数のパソコンは、「ブロードバンド・ルータ」につながれて、LANというネットワークを構築し、このブロードバンド・ルータを通じてインターネットに接続します。

家庭の各パソコンは家庭内LANだけで利用可能な「プライベートIPアドレス」だけを持ち、ブロードバンド・ルータと通信します。

ブロードバンド・ルータは、接続されている各パソコンの「プライベートIPアドレス」を、「グローバルIPアドレス」に変換してインターネットと接続します。



■ IPアドレスの構成


IPアドレスは「個々のコンピュータ機器に付けられる番号」ですが、次のような構成です。

  IPアドレス=ネットワーク・アドレス +ホスト・アドレス

   ネットワーク・アドレス = ”ネットワークの番号”
   ホスト・アドレス    = ネットワーク内の”コンピュータ機器番号”

電話番号に例えると、次のようになります。

  IPアドレス=ネットワーク・アドレス +ホスト・アドレス
       =(市外局番)      +(市内局番+加入者番号)


同じネットワーク内のコンピュータのIPアドレスの”ネットワーク・アドレス”は、同じになっています。

そのことにより、ネットワーク・アドレスをみるだけで、通信する相手のコンピュータが、同じネットワーク内なのか、ネットワーク外なのかがすぐに分かります。



■ 現在のIPアドレスの仕組み IPv4(IPバージョン4)
■ 将来のIPアドレスの仕組み IPv6(IPバージョン6)


現在、使われているIPアドレスの仕組み(番号体系)は 「IPv4(Internet Protocol Version 4)」 です。

IPv4でのIPアドレスは”192.168.142.102”のように、0から255までの数字が.(ピリオド)で区切って4つ並べて表記します。

  IPアドレス=aaa.bbb.ccc.ddd  :aaa、bbb、ccc、dddは0~255の数値です。

この「IPv4」は、アドレスを32ビット(2進数の32桁)で管理しているため、付けることができる番号、つまり ”管理できるコンピュータの最大数は約43億” になります。

これ以上のコンピュータは、現在の「IPv4」では管理できません。

しかし、近年のインターネットの急速な普及により、インターネットにつながるコンピュータが増え、IPv4の仕組みのIPアドレスでは管理できなくなることが予想され、128ビット(2進数の128桁)でアドレスを管理するIPv6が開発されました。


■将来のIPアドレス、IPv6(IPバージョン6)

「IPv6(Internet Protocol Version 6)」は、「IPv4」より多くのコンピュータのアドレスを管理するために開発されている仕組み(番号体系)です。

最大の特徴は、IPアドレスを32ビットから128ビット(2進数の128桁)に拡張したことです。

  現状のIPv4では最大で約43億個のIPアドレス
  
  IPv6では2の128乗(340澗、340兆の1兆倍の1兆倍)という、
  ほぼ無限に近いアドレスが利用できます。

パソコンだけでなく情報家電をはじめとしたあらゆる機器にIPアドレスを割り当ててもまだ余裕があると言われています。

また、IPv6ではセキュリティ機能の向上やパケットのヘッダ情報の簡素化など、IPv4における難点の多くを解消することができるとされています。



ブラウザを利用するときに知っておきたい用語とは? JavaScript、アドオン、クッキーとは

ブラウザはホームページを見るときに使うソフトで、インターネット活用には欠かせませんね。今や、ブラウザは、パソコンソフトの代表格です。でも、ブラウザを使うときにお世話になる用語、JavaScript、アドオン、キャッシュ(一時ファイル)、クッキー・・・意外に難しいです。
なお、ブラウザを有効に活用するためには、ブラウザに関する用語を知ることが大事かと思います。ブラウザ活用に必要な用語を簡単に説明して、特に必要な用語を詳しく説明します。

ブラウザは、数年前とは比べ物にならないぐらい高機能になりました。機能アップした中で、ここ数年、大きく変わったのが、

  一つのブラウザ画面に複数のホームページを表示させる「タブ機能」
  
です。

また、危険なホームページから守る安全対策機能も充実し、ほとんどのブラウザが、フィッシング詐欺対策やマルウェア対策などのセキュリティ機能(安全機能)を備えるようになりました。今回紹介する用語は、以下の用語です。


(1) タブ機能: ブラウザの一つの画面の中に、複数のホームページを表示させる機能

(2) JavaScript(ジャバスクリプト): ホームページに組み込み動きを加えるもの(簡易プログラミング言語)

(3) アドオン、プラグイン: ブラウザの機能を拡張させるソフト

(4) クッキー: ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報

(5) パスワード: ホームページ・サービスを利用する際のログイン情報

(6) キャッシュ(一時ファイル): 読み込んだホームページ情報を一時的に格納している領域

(7) フィッシング詐欺対策: 危険なホームページに誘導し個人情報を盗む「フィッシング詐欺」を防ぐ機能

(8) マルウェア対策: ホームページに潜むウイルスなどの危険なソフトを防ぐ機能


なお、関連用語を図で説明しますので、参考にしてください。



■ ≪大事なこと≫ URLが"http"ではなく"https"の場合とは?

URLが"https"の場合は、「httpの通信をセキュア(Secure:安全)に行う」という意味です。通信が暗号化されているため、通信の途中でデータをのぞき見されても、内容が伝わることはありません。ただし、通信相手を保証するものではありません。

なお、オンラインバンキングなどでは、SSLの安全性を更に強固にした「EV SSL証明書」が使われているかの確認も必要です。

EV SSLの場合、例えば、アドレスバーが緑色になり、その横に鍵のマーク、さらに企業名と認証局名が交互に表示されます。



■ 用語の概要


■ タブ(tab)機能

多くのホームページを開いても、起動したブラウザの一つの画面(ウィンドウ)の中に、複数のホームページを開くことができる機能です。今では、ほとんどのブラウザが、この機能を持っています。

ブラウザの場合、画面の中にタブを追加することで、一つ一つのタブにホームページを表示することができます。


■ JavaScript(ジャバスクリプト)

ホームページの表示に動きを加えるソフトです。このJavaScriptをホームページに組み込みことで、高度な機能を付け加えることが可能です。しかし、このJavaScriptを使えば、ホームページに危険な処理を追加することもでき、JavaScriptを使ったウイルスもあるので要注意ですね。


■ アドオン、プラグイン

アドオン(拡張機能)、プラグインは、ブラウザに機能追加するソフトウェアです。なお、アドオンとプラグインは、明確に区別されておらず、ブラウザによって言い方が異なります。とにかく、アドオン・プラグイン共に、ブラウザの機能を拡張させるためのソフトウェアと考えて下さい。


■ クッキー(Cookie)

ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報を、パソコンに記憶する仕組みです。ブラウザがこのクッキーを利用することで、次回のデータ入力時に、データ入力の手間を省いてくれます。

クッキーは利用者にとって便利な機能ですが、クッキーの中には大事な個人情報が入っており、この個人情報が漏洩したり悪用されたりするので、ネットカフェや共通パソコンなどで利用した場合には、使用後、クッキーをクリアするなど注意が必要です。


■ キャッシュ(一時ファイル)

インターネットから読んだホームページ情報を、パソコンの中に一時的に格納しているものです。このことで、次回のアクセス時にホームページを読み込む必要が無くなり、表示時間が短縮できます。

但し、キャッシュにはホームページ閲覧情報が残り、またブラウザを長い間使うと、このキャッシュにデータがたまりディスク容量を消費するので、時々、クリア(削除)することが必要です。


■ フィッシング詐欺対策

あたかも銀行や著名なホームページのようなふりをして、不正なホームページに人を誘導し、個人情報を入力させようとするのが「フィッシング詐欺」です。


■ マルウェア対策

ウイルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェアから守る機能です。危険なホームページを開いた時に、警告メッセージを表示したり、悪意のあるソフトウェア (マルウェア) が潜んでいないかを確認する機能です。



■ 用語詳細 ”タブ(tab)機能”

以前のブラウザでは、ホームページを見るたびにブラウザが起動され、どんどん多くのホームページを見ていくと、パソコン画面は、たくさんのブラウザの画面だらけになってしまいました。

「タブ機能」とは、このような事態を解消するために考え出されたものです。

この「タブ機能」があると、多くのホームページを開いても、起動したブラウザの一つの画面(ウィンドウ)の中に、複数のホームページを開くことができます。

このブラウザの「タブ機能」は、OfficeソフトのExcelを考えたらイメージがわきます。Excelには複数のシートがあり、シート名のタブを切り替えることで、シートを選択していきますが、ブラウザの「タブ機能」は、これと全く同じ動作です。

なお、"Excelに1シート"しかなかったら本当に不便ですよね。Excelに複数シートが存在するからこそ、操作性もよくなり、様々なことが可能になります。

ただし、多くのタブ(ホームページ)を開くと、ブラウザの速度が遅くなるので、注意下さい。でも、10個程度のタブであれば、特別問題なく、ホームページを表示することが可能です。



■ 用語詳細 ”JavaScript(ジャバスクリプト)”


JavaScriptは、ホームページに組み込み、ホームページの表示に動きを加えることができる、簡易プログラミング言語です。

ホームページに、このJavaScriptで作られた処理を追加することで、流れる文字を表示させたり、アクセスするたびに違う文章や画像を表示したり、より動きのあるホームページ作成ができます。

JavaScriptは、それまでは静的な表現しかできなかったホームページに、動きや対話性を付加することを目的に開発され、主要なWebブラウザのほとんどに搭載されています。

但し、ホームページに高度な機能を付け加えるJavaScriptですが、反面、ホームページに危険な処理を追加することもできます。

ホームページを見たときに、危険なホームページに移動させたり、悪さをするソフトをダウンロードさせたり、個人情報を盗んだり、様々な危険な処理をホームページに組み込むことができます。



■ 用語詳細 ”アドオン、プラグイン”

アドオン・プラグイン共に、ブラウザの機能を拡張させるためのソフトウェアです。細かく言うと、以下のような違いはありますが、アドオン・プラグイン共に、ブラウザの機能を拡張させるためのソフトウェアと考えて良いです。


(1) アドオン(拡張機能)

ブラウザに追加される拡張機能のことで、ブックマーク、ダウンロード、写真・音楽・動画、タブ、情報共有、セキュリティなど、ブラウザ機能をより便利にすることができます。アドインとも言います


(2) プラグイン

基本的には、ブラウザの中で他の高度な機能を使えるようにしたソフトウェアで、動画や高品質の音声再生などを、ブラウザに追加します。PDFデータを見るソフトAdobe Reader、動画を再生するソフトFlash Playerなどがあります。




■ 用語詳細 ”クッキー(Cookie) 個人情報を記憶するクッキー(Cookie)”

クッキー(Cookie)とは、ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報を、パソコンに記憶する仕組みで、次回のデータ入力時にそれを利用することで、ブラウザの操作を省力化させる仕組みです。

例えば、ある会員制のホームページにおいて、各パソコンに、会員番号等の情報がクッキーとして保存され、次回そのホームページにアクセスした際にそのユーザー情報を、会員制のコンピュータが抽出し、どの会員がアクセスしたかを認識します。

よく、会員制のホームページを訪問した際に、「○○様ようこそ!」や、以前購入した商品と似たような商品の紹介分が出ていたりするのが、クッキーでやり取りされた結果です。

クッキーは利用者にとって便利な機能ですが、クッキーの中には大事な個人情報が入っており、この個人情報が漏洩したり悪用されたりするので、充分な注意が必要です。

インターネット・カフェなどの、自分のパソコン以外で、金融サイトやショッピングサイトをアクセスすると、この時の個人情報がクッキーとして残るので注意下さい。



■ 用語詳細 ”キャッシュ(一時ファイル)”

インターネットから読んだホームページ情報を、パソコンの中に一時的に格納しているものです。

ブラウザでは、次回のアクセス時にホームページを読み込む時間を短縮するために、キャッシュに、読み込んだホームページ情報を保存しています。

このキャッシュを利用することで、前回、読み込んだホームページは、インターネットと通信することなく素早く表示することができます。

なお、キャッシュ・Cookieには、ホームページ閲覧の情報が残っており、ネットカフェや共通パソコンなどでホームページ閲覧をした場合などには、クリア(削除)することが必要です。



■ 用語詳細 ”ブラウザのフィッシング詐欺対策”

フィッシング詐欺は、メールで”偽のホームページ”にアクセスするように仕向け、個人の金融情報(クレジットカード番号、ID、パスワード等)を入力させるなどして、個人の重要な情報を不正に入手する詐欺行為です。

代表的なフィッシング詐欺は、銀行を装ったメールに「個人情報を再登録する必要がある」などと書かれ、本物とそっくりの、偽りのホームページにアクセスさせて、クレジットカード番号などを打ち込ませ、大事な個人情報を不正に入手します。

最新版のブラウザには、この”フィッシング詐欺対策”が、ほとんど搭載されています。

使っているブラウザにフィッシング詐欺対策があるか確認擦ると共に、フィッシング詐欺対策が有効になっているか確認下さい。


画像で使われるjpg・gif・png・bmpとは? 画像データの形式(種類)

インターネットでブログやSNSで画像を使う場合、“画像データはjpgで”というようなことを良く聞きます。

この「jpg」というのは、デジカメなどの静止画像のデータ形式のことです。jpg以外には、gif・png・bmpなどがありますが、デジカメ、インターネットで使われるのはjpgが多いですね。

なお、画像は、画像データをコンピュータにそのまま記録するとデータ容量が大きくなるため、画像情報を間引きして(圧縮して)記録しています。


jpgの場合の圧縮では、「明るさの変化に比べ、色調の変化には比較的鈍感」という人間の目の性質を利用して、 色調変化の部分のデータを捨てることでファイル容量を小さくしています。

画像データを記録する場合、デジカメなどの

   画像データを「abcdef.jpg」とすると、
   “abcdef”が画像データの名前、
   “jpg”が画像データの形式


を表します。

(注)一般的にデータ名が「xxxxxx.yyy」の場合、“xxxxxx”はデータ名、“yyy”は拡張子と呼ばれます。拡張子はデータの種類を表します。

なお、静止画像のデータ形式には、jpg・gif・png・bmp がありますが、ホームページ・ブログ・SNSに掲載できるのは、jpg・gif・pngのデータだけです(jpgのみ掲載可能な場合もあります)。


■jpg(ジェイペグ)

画像情報の一部を簡略化することで、データサイズを小さくすることができる画像保存形式です。jpgは24ビット(1670万色)まで扱うことができ、写真や自然画などのデータの保存に適しています。

jpgはデータ量を大幅に圧縮できるので、デジタルカメラでも用いられ、インターネットの画像利用でも使われるデータ形式です。また、メールなどに添付する場合にも用いられます。

なお、jpgは任意の圧縮率でファイルを保存できます。圧縮率を高めるとファイルサイズを小さくすることができますが、画質が低下します。どの程度の画質で保存するかの設定は画像編集ソフトによって呼び方が異なっています。

(注)メールなどに添付する場合に、jpgのデータサイズを小さくする方法として、以下がありますが、私の経験では、(1)の縦横サイズを小さくしてサイズを小さくしています。

  (1) 縦横サイズを小さくする
  (2) 画質を落とす


■gif(ジフ)

256色までの画像しか保存できませんが、サイズが小さく、ホームページのイラストやアイコンなどでよく使われています。またいくつもの画像を組み合わせた『アニメーションgif』という形式もあります。


■png(ピング)

gif形式にかわる形式で開発されました。WWWに関する標準化団体W3Cはこのpng形式の使用を推奨しています。gifの上限256色とは違い、24bitフルカラーでも表現できる為、画質の劣化を好まない場合に使います。


■bmp(ビットマップ)

Windows標準の画像保存形式ですが、通常、あまる使われないデータ形式です。画像データをそのままの形で保存するため、画質の劣化は発生しませんが、画像データサイズが、かなり大きくなります。そのため、インターネットでの活用、メール添付などの用途には適していません。


2014年6月14日土曜日

インターネットの情報、本当に正しいの? 医学的な内容には要注意

インターネットにフリーで公開されている、デジタル百科事典の代名詞的存在「Wikipedia(ウィキペディア)」、Googleなどで検索すると、検索の最初の方に表示され、よく利用されています。

ところが、米医師の研究者のチームが、『Wikipediaの病気についてのページは、90%が間違い』と警告を発しています。

 Wikipediaの病気についてのページは、90%が間違い:米医師調べ « WIRED.jp
 http://wired.jp/2014/06/10/wikipedia-error/

上記の記事によると、アメリカの医師のグループが、Wikipedia上の医学に関するページの信頼性を評価、治療や診断に費用のかかる病気を扱った10のページについて考察を行い、10のうち9のケースに、間違いや欠陥があったそうです。

「脳しんとう」についての記述のみが、正確で満足のいくもので、糖尿病、高血圧、腰痛、虚血性心疾患、肺ガン、脂質異常症、鬱病、慢性閉塞性肺疾患、変形性膝関節症に関する記事は、重大な不一致があることが明らかになったとのこと。



■ インターネット情報を活用する場合の注意事項


  (1) 情報の発信者を確認し、信頼のおける情報か確認する(特に、医学的内容、専門的技術)。
  
  (2) インターネットには過去の情報も数多く、情報の日付を確かめることが必要。
  
  (3) 情報の出所となった一次情報を必ず確認する(例:記事の参考になったサイトを確認)。

  (4) ブログなどの個人発信の記事には信頼がおけるか注意する。


まず、情報の発信者が誰かということが大事ですね。医学的な内容、専門的な技術などについては、専門家、官公庁、新聞社などのような、信頼のおける発信者かどうか確認することが大事ですね。

次に、情報の日付を確認することが大事です。インターネットには、過去の多くの情報があります(中には十年前の情報もあります)。インターネットの情報を見る場合、まず、その情報の日付を確認することが大事です。

なお、インターネットの記事には、参考になったURLを記載していますが、その情報(出所となった一次情報)を確認することも大事です。確認することで、内容の正確さなど、多くのことが分かります。

個人が発信するブログやTwitterなどの情報は、検索エンジンでは良くヒットしますが、あくまでも個人的な意見ですので扱いに注意する。



■ デジタル百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」とは


インターネットには、これまでの常識を覆す面白いものがあります。その一つが、インターネットにフリーで公開されている百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」です。この百科事典は、“世界中の誰もが内容を追加・更新できるフリーの百科事典”です

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語メインページ
  http://ja.wikipedia.org/wiki

これまでの百科事典は、学者や専門家の人達が集まって作っていましたが、「Wikipedia」は、誰でも自由に記事を投稿、編集、閲覧できる百科事典です。ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)が主催しています。

ウィキペディアの記載内容は、お笑いコンビのプロフィールから、自分の郷土の歴史まで本当に多種多様な記事が日々追加されています。日常の生活の中で、これは何だろう?と疑問に思ったことがあった時に利用すると、なかなか便利です。

但し、誰でも記事の追加・変更ができるため、その内容が偏っていたり、専門用語については説明が曖昧だったりするので、概略や最新情報を把握するには良いですが、医学的な内容や、論文・原稿などを執筆するときは別途チェックする必要があります。


2014年6月13日金曜日

カレンダー管理は(パソコン)「Googleカレンダー」、(スマホ)「ジョルテ」が便利!!

予定を管理する「Googleカレンダー」、最近では、最もよく使うWebサービスです。日々の予定、旅行の時の航空券・宿の情報、飲み会の場所など、行動するときの情報を全て、「Googleカレンダー」に入れています。

パソコンでは「Googleカレンダー」を使い、スマホではGoogleカレンダーと同期可能なアプリ、「ジョルテ」を使っています。これで、いつでもどこでも、自分の予定が分ります。


なお、「Googleカレンダー」は、作成した予定を見やすく管理でき、パソコン・スマホで同じカレンダーを見たり変更したりできます。また、リマインダー機能を利用すれば、メールでスケジュール通知を受け取ることも可能です。

Googleカレンダーで便利だった点:

 (1) 複数のカレンダーを作成できます。家族用、自分用、会社用など。

 (2) 作成した複数のカレンダーを同時に表示することも可能です。

 (3) タスク リストを利用すると ToDoリストを作成して予定を管理できます。


シンプルながら、「タスク リスト」はとても便利で、使い始めるには、Google カレンダーにログインし、[マイ カレンダー] の下にある [ToDo リスト] をクリックします。そうすると、カレンダーのグリッドの右側に ToDoリスト ガジェットが表示されます。


■Googleカレンダーでスケジュール管理を始めるには

Googleカレンダーを利用するためにはGoogleアカウントが必要です。複雑な操作はありません。アカウントの作成とカレンダーの開設を、まずは済ませましょう。

下記のサイトでログインをクリックして、Googleアカウントを作成下さい。

 Google
 http://www.google.co.jp/

なお、Googleアカウントを作成含め、Googleカレンダーを始める詳しい手順が以下のサイトで紹介されています。

 Googleカレンダーでスケジュール管理を始めるには
 http://dekiru.impress.co.jp/contents/101/10101.htm


■Googleカレンダーの機能

詳しい機能は下記を参照下さい。

 http://support.google.com/calendar/

Google カレンダーなら、煩雑なスケジュールも簡単に一元管理できます。 予定の追加や招待メールの送信のほか、友達や家族とスケジュールを共有することもできます。

また、スマホや携帯でも予定が確認でき、予定のリマインダや通知を携帯で受け取れます。

なお、家族の誕生日や結婚記念日などの繰り返される行事も登録でき、携帯などにリマインダしてくれるので便利です。また、スケジュールを共有したり、招待状を送信して出欠を確認することもできます。


■スマホではGoogleカレンダーと同期可能なカレンダーアプリ「ジョルテ」を活用

スマホのオススメのカレンダーアプリは「ジョルテ」です。Googleカレンダーと同期するアプリなので、パソコンでもスマホでも、同じGoogleカレンダーを使うことができます。

この、”パソコン(Googleカレンダー)+スマホ(ジョルテ)”の組み合わせは最強だと思います。(注)スマホ(Android)での私の評価

なお、Google提供のスマホ用カレンダーアプリがありますが、予定表示が見にくいので、スマホアプリは、やはりジョルテですね。詳しくは、下記サイトを参照下さい。

 Googleカレンダーと同期可能な定番アプリ「ジョルテ」で快適に予定を管理
 http://ow.ly/cg1KI
 
 
≪補足1≫AndroidのスマホにGoogleカレンダーが取込まれなくなったときの対処方法

実は、Androidスマホのアプリ「ジョルテ」、「Googleカレンダー」に、パソコンで入力したGoogleカレンダーのデータが取込まれなくなり、困ったことがありました。

スマホのアプリケーション同期は、同期する設定にしているのに、スマホで「com.android.calendar 同期しない」現象が発生、”現在同期で問題が発生しています。しばらくお待ちください”のメッセージ。

しかし・・・いくら待っても、このエラーメッセージは消えず、アプリケーション同期の解除・設定をいくら繰り返しても、Googleカレンダーの最新データが取り込めない??

困ってしまい、インターネット検索をしたら、以下のサイトで解決策が見つかり、無事に解決!!

 GoogleカレンダーがAndroid端末と同期されなくなった時の対処法
 http://someya.tv/xperia/200/googlecalendarsynchronism02.html

このような情報、本当に助かります。

なお、このサイトに従い実施した手順は以下です(Android 4.0.4 の場合)。

(1) 「設定」→「アカウントと同期」でGoogleカレンダーの同期を解除

(2) 「設定」→「アプリケーション」でアプリ「カレンダー(Googleカレンダー)」の
  「キャッシュを消去」、「データを消去」を選択して、スマホ内に保存してある
  データを削除。
  
  *インターネットに保存しているGoogleカレンダーのスケジュールは消去されません。
  
(3) 再度Googleカレンダーの同期をオンにする。これで、エラーの表示が消えるはずです。

(4) もし、(3)でも同期エラーが出るようであれば端末を再起動すれば改善する場合があります。


今回のトラブル、よく考えてみたら、現時点(2014.6.13)のGoogle仕様では、「Googleカレンダー」アプリに保存してるカレンダー情報が、ある一定以上のサイズになったら、同期エラーが発生する可能性があるということですね。これって、ソフトの不具合のような感じがしますね。

また、今回は、アプリ「ジョルテ」、「Googleカレンダー」の二つのアプリを使っていた状態で、「Googleカレンダー」のデータを消去したので、同期の問題が解決しました。

もし、「Googleカレンダー」のアプリを使っていなかったら・・・このような問題は発生しなかったかもしれません。実は、アプリ「ジョルテ」だけを使っていたときは、同期エラーは発生しなかったですね。

以上のことを考えると、AndroidのOSかGoogleカレンダーのアプリに何か改善点がありそうです。


≪補足2≫AndroidのスマホにGoogleカレンダーが取込まれなくなったときの対処方法 その2

実は、補足1の後、またしても、スマホで「com.android.calendar 同期しない」現象が発生。

今回も、数日間悩んだあげく、設定→アプリの中に、「カレンダーの保存」(正確な表現、忘れました!)のようなタイトルが無効になっていたのでこれを有効に変更してみたら、再度復活!! 多分、何かの操作の時に、これを無効にしたかもしれない。 それにしても、スマホも、何か問題が発生すると、その解決に数日間かかる。

なお、今回、参考にした情報は下記、本当にありがとうございます。

 カレンダー同期のエラー : Challenge,Chance,bestChoice ・・・
 http://channel7.exblog.jp/17169977/


この記事にも書いていましたが、このような問題をショップに持っていっても、多分解決しないと思います。早く、このような問題が、携帯会社で共有化されるのを望みます。


2014年6月11日水曜日

パソコン・スマホ・携帯でよく聞く「パケット」とは? データ通信の単位

スマホや携帯を契約するときに良く聞く言葉に「パケット」があります。実は、この「パケット」という言葉、コンピュータ関係の専門用語で、インターネットなどの情報(データ)をやり取りする基本単位です。

この「パケット」、どこかの携帯会社の宣伝に、「パケットが余っていたご家族にもムダなくシェア」と使われていましたが、このように言われても、ほとんどの人が?と思います。

「パケット」という言葉はあくまでもコンピュータ(正確にはネットワーク)の言葉なので、安易に使って欲しくないですね。

 「インターネット料金(データ通信料金)が余ったら他の家族にムダなくシェア」

というような表現にでもしたら良いと思います。



■ インターネットではデータを細切れ(パケット)にしてデータ通信


インターネットには、多くの人のパソコン・スマホ・携帯がつながっているので、インターネット回線が占有されないように、一度に情報(データ)を送らずに、細切れに分割して送っています。

インターネット上には、世界中のコンピュータからの想像もつかない多量の情報(データ)が流れています。言ってみれば、太い水道管(回線)を水(データ)が流れているような感じですね。

しかし、水と違うのは、この水道管の中には、何十億という人のメールやホームページのデータが混在しているということです。

それが、混ざらずに、みんな平等の速度で伝えるため、実は、これらのデータを、そのまま送るのではなく、小さく分割し、一つ一つに送信元・送信先の印をつけて、送信します。この分割した一つ一つを「パケット」と呼んでいます。



■ 「パケット」とはデータを小さく分割して送るインターネットのデータ方式


「パケット」とは日本語にすると「小包」になります。

インターネットを流れる情報には、文字データ、画像情データなど、様々なデータがありますが、このとき小さく分割された一つ一つを「パケット」と呼びます。それぞれの「パケット」には、ちょうど小包のように宛先が付いています。

パケットについた宛先をもとに、コンピュータからコンピュータへと順に送られて、最終的な目的地まで届けられ、受け取ったコンピュータで、パケットを集めて、元のデータが復元されます。



■ 携帯・スマホで良く聞く「パケット料金」のパケットもこの意味


携帯・スマホでの、メールやインターネットでの文字・画像・動画のデータ通信も、データを小さく分けて送信しているので、「パケット料金」と言われています。

そのため、通話料金は時間で課金されますが、インターネットのデータ通信は、時間でなくデータ量で課金されます。



■ 携帯・スマホの料金と通信方式


携帯・スマホ料金は大きく分けると、通話料金とデータ通信料金とに分けて考えられます。データ通信料金はメール、インターネットなどの通信にかかる料金です。

  通話料金   ・・・使う時間によって課金される
  データ通信料金・・・送受信されたデータ量(パケット数)で課金

  (注)データ通信料金="パケット料金"

通話料金は、使った時間で課金されますが、パケット通信料金はやり取りしたデータ量によって課金されます。

通話は、相手との通話の時、一つの通信回線を占有する為、通信回線を使っている時間の長さで料金がかかります。

しかし、メールやインターネットのデータ通信の場合は、データを小さく分割し、一つの回線を複数の人が利用するので、通信時間ではなく、やり取りしたデータ量で料金が算出されます。

なおメールのような文字情報はデータ量は少ないですが、音楽、画像関係はデータ量が多く、その分パケット料金も高くなるので、インターネットを使う場合、通常は「パケット料金定額制」を契約することになります。



■ ≪追加補足≫ パケット料金の仕組み


”パケット”という言葉は、”小包”という意味です。データ通信は、データを小さなパケットという単位に分割してやり取りします。

”パケット(小包)”には、宛先と順番が付けられているので、受け取り側で、順番にデータを集めて、元のデータを復元します。

メールの場合は殆どが文字なのでデータ量も小さく問題になりません。問題は画像や音楽のデータです。

画像は静止画でも文字情報の数百倍~数千倍のデータ量で、音楽や動画となるとそれ以上のデータ量になります。画像や音楽をダウンロードして、携帯で見たり聞いたり、またゲームをする場合は、注意が必要です。

もし、多量の画像・音楽を使ったり、ゲームなどをする場合は、携帯各社が提供している「パケット料金定額制」を契約することが必要になります。


2014年6月6日金曜日

Webメールの特徴と代表的なWebメール・サービス紹介

メールは必要不可欠な時代です。これまでは、メールソフトが中心でしたが、最近は、ブラウザで使う、Gmailなどの無料の「Webメール」を多くの人が使うようになりました。今回は、この”Webメール”の特徴 使用時の注意事項、そして、代表的な”Webメール・サービス”について紹介します。

なお、Webメールは無料で使え便利ですが、メール内容はインターネットのサーバに残るので、クレジットカード番号などの重要な個人情報のメールのやり取りは避けるなど、注意することもあります。



メールソフトWebメールの違いを図にまとましたので参考にしてください。




Webメールの代表格は、Gmail(Google提供)、Outlook.com(Microsoft提供)、Yahoo!メール(Yahoo提供)です。この3つ共に、人気があり安心して使え、パソコン以外にスマホでも使えて便利です。



Gmailはメールの表示が速く検索も優れていますが、操作に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。なお、メール送受信が早いので個人的には一番のお勧めです。

Outlook.comは、Windows8/8.1で簡単に使え、エイリアス(別名)として、いくつかのメールアドレスを追加できるので便利です。また、Yahoo!メールは、操作が分かりやすく、パソコン初心者には良いですね。



■ ”Webメール”の特徴


これまでは、メールを利用する際、プロバイダからメールアドレスをもらい、専用のメールソフトでメールを使っていました。

しかし、Webメールは、ユーザ登録すれば無料で使え、専用ソフトは不要で、ブラウザを使って、メールの送受信を実行します。

”Webメール”、次々と機能アップがされ、無料で使えるメール容量も数GBと大きく、迷惑メール対策も備え、スマホ・携帯からでも利用できるなど、使い勝手も大幅に改善されています。


(1) ユーザ登録するだけで、”無料”で利用することができる

(2) 専用のメールソフトが不要

(2) ブラウザから、特定の(Webメール)ホームページにログインして使う

(3) メールデータは、パソコンの中ではなく、インターネットの中に保存される

(4) 迷惑メールは自動判断して排除する

(5) パソコンに加え、スマホ・携帯電話からでも使える




■ ”Webメール”使用時の注意事項


Webメールも万能ではありません、注意すべき点もあります。”Webメール”を使う場合に、私が注意している事項を以下に紹介します。

(1) 出来るだけ多くの人が利用し評判の良い大手提供のサービスを使用する。

(2) メールはインターネットに残るので、クレジットカード番号などの重要な個人情報のメールのやり取りは避ける。

(3) 極力、迷惑メールの対象にならないよう、メールアドレスは、”10文字以上で英字・数字が混在したもの”にする方がよい。

(4) 数カ月連続して利用しないと、メールデータ、アドレス帳が削除されます、必ず有効期限を確認しましょう。

(5) トラブルで”Webメール”のデータが見れなくなる場合があるので、大事なメールデータは、別な手段で、自分のパソコンに保存しておく。

(6) 迷惑メールは自動的に判別してくれるますが、時々、間違って迷惑メールと判断される場合があり、定期的に迷惑メールを入れるフォルダーを確認する。

(7) 利用できないトラブルが発生し利用できない場合を予想し、複数の”Webメール”サービスを利用しましょう。

(8) インターネットカフェ等の共用のパソコンでは利用しない、ブラウザの履歴から他人に使われる可能性がある。



■ 代表的な”Webメール”


以下は、お勧めの無料のWebメールサービスです。いずれも大手の企業の提供で、継続的に機能アップが実施されており、安心して利用できます。

なお、Webメールを使うには、該当のホームページで登録し、アカウント(ユーザID)を入手し利用します(無料)。


(1) Gmail  :検索エンジンGoogleの無料Webメール

  機能は

   http://www.google.com/intl/ja/mail/help/about.html

  使い始めるには

   http://mail.google.com/   *「アカウント作成」をクリック


(2) Outlook.com (旧)Windows Live Hotmail :Microsiftの無料Webメール
  
  機能は

   http://feature.jp.msn.com/outlook/top/

  使い始めるには

   http://outlook.com     *「新規登録」をクリック


(3) Yahoo!メール :検索エンジンYahoo!の無料Webメール

  機能は

   http://promo.mail.yahoo.co.jp/

  使い始めるには

   https://account.edit.yahoo.co.jp/registration


上記サービスのメール容量(2014年6時点で)は以下のように大きく、長期間、不自由なく利用することができます。


 ・Gmail・・・・・・15GB(Gmail、Google ドライブ、Google+ フォトの合計)
 
 ・Outlook.com・・・無制限
 
 ・Yahoo!メール・・メールボックス開設時、上限が2GB、利用状況に応じて最大10GBまで増量
 


■ エイリアス(別名)を使おう!

Webメールにある機能で、便利なのが「メールエイリアス」、エイリアスは別名を意味し、ひとつのアカウントで、複数のメールアドレスを持つことができます。

知っている人とのメールは通常のメールアドレスで、インターネット・サービスなどで一時的に使う場合はエイリアス(別名)を使うなど便利な使い方ができます。メールエイリアス(別名)を使って、不審な迷惑メールが来るようになったら、それを削除したら良いですね。


■Gmailの場合

Gmailで取得したメールアドレスが username@gmail.com だった場合、username の後に「+」を付けた上で任意の文字列を追加して使用することができます(例、username+abc@gmail.com)。


■outlook.comの場合

エイリアスは1年間で5個まで、最大では15個まで追加できます。エイリアスの「@」より左側の名称には、Microsoftアカウントのメール・アドレスとは関係のない文字列を指定でき、全く別なメールアドレスを使用できるので、Gmailよりは便利です。


■Yahoo!メールの場合

セキュリティ向上・迷惑メール抑制のためにセーフティアドレスという機能があります。本来のメールアドレスとは無関係な文字列(ここでは○○○とする)を設定すると、それを元にした最大10個のアドレス(○○○-△△△@yahoo.co.jp、○○○-×××@yahoo.co.jp、…)をエイリアスとして取得できます。


2014年6月5日木曜日

ホームページを見ただけでウイルス感染!? その対策とは

ホームページが”不正に修正”(”改ざん”と言います)され、ホームページにウイルスが仕掛けられていたと、2014 年5月末から複数の企業で発表がありました。なお、その対策が、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の下記サイトで詳しく紹介されています。

 ウェブ閲覧やファームウェア更新でのウイルス感染に注意:IPA 情報処理推進機構

 http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20140604-webkaizan.html

実は、この事件はニュースでも話題になりましたが、いつも見ているホームページが、外部の不正侵入でウイルスが仕掛けられ、そのホームページを見た利用者のパソコンがウイルスに感染するというものです。


ホームページを見ただけでウイルスに感染するというのは、本当に危険ですね。

また、このような事件、不思議な点があります。何故、企業のホームページが外部から不正侵入されるの?という疑問がわきます。

実は、企業がインターネットに公開しているコンピュータにも、安全面での問題が残っている場合があり、侵入者は、その問題点を狙って不正侵入します。

いつも見ているホームページだからといって安心はできません。もしかしたら、今見ているホームページだってウイルス感染されているか分かりません。


なお、今回の事件、2014 年 5 月末から 6 月にかけて、旅行代理店、パソコン周辺機器メーカー、ブログサービス、ゲーム関連などの企業のホームページが改ざん(不正に修正)されました。

  (1) ホームページが改ざんされ、ホームページ閲覧でウイルス感染
  
  (2) ホームページのファイルが改ざんされ、ダウンロード・実行したことでウイルス感染

(2)は、パソコン周辺機器メーカーの発表では、外部のホスティング事業者が管理していたファイルが改ざんされ、パソコン周辺機器のソフトウェア(ファームウェア)がウイルス感染し、そのソフトウェアを更新しようとした利用者が、ファイルをダウンロードして実行したことで、ウイルスに感染したそうです。


    セキュリティ侵害に関するお知らせ(シーディーネットワークス・ジャパン)
    http://www.cdnetworks.co.jp/pressrelease/2207/

    バッファローダウンロードサイトのウイルス混入によるお詫びとご報告
    http://buffalo.jp/support_s/20140602.html
   

なお、このようなウイルスに感染しないための対策が、上記のIPA(情報処理推進機構)でサイトで紹介されています。なお、IPAの情報をもとに、補足説明を加え、以下に対策を示しますので、参考にして下さい。


  対策(1) 修正プログラムの適用

  対策(2) セキュリティソフトの導入



■ 対策(1) 「修正プログラムの適用」


ソフトウェアの不具合を狙ってウイルスが侵入します。そのため、ソフトウェアの不具合は修正しておく必要があります。

修正プログラムというのは、メーカー各社が発表する、ソフトウェア製品の不具合を修正するプログラムのことです。

もし、この修正プログラムを適用しないと、ソフトウェアの不具合が修正されず、ウイルスの侵入を許してしまいます。

Windowsのパソコンで言うならば、①マイクロソフト製品、②Flash Player、③Adobe Reader/Adobe Acrobat、④Oracle Java(JRE)が主に対象になります。以下の方法で定期的に修正プログラムを適用する、または最新版をインストールして下さい。

①マイクロソフト製品

     Windows Update(Microsoft Update)の機能を利用することによって、
     複数のセキュリティ修正プログラムを一括してインストールする。
 
     http://windowsupdate.microsoft.com/

②Adobe Flash Player
     
   次の URL にアクセスし、Flash Player の最新版をインストールする。
     http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
   
③Adobe Reader および Adobe Acrobat

    次の URL にアクセスし、Adobe Reader の最新版をインストールする。
     http://get.adobe.com/jp/reader/

     次の URL にアクセスし、Adobe Acrobat の最新版をインストールする。
     http://www.adobe.com/jp/downloads/updates/

④Oracle Java(JRE)

     次の URL にアクセスし、Java の最新版をインストールする。
     http://java.com/ja/download/



■ 対策(2) セキュリティソフトの導入

セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を導入し、ウイルス定義ファイルを最新に保った状態で、パソコンを使用することが大事です。

ウイルス対策ソフトは、これまではウイルス・スパイウェア対策中心でしたが、今はこれらに加え、フィッシング詐欺などの機能を持つ、「セキュリティソフト」に移行しています。

インターネットからの危険を避け安全を買うために、ぜひとも、ウイルスなどのインターネットの危険性には関心を持ち、対策ソフトを活用下さい。


   ”自分は大丈夫! 気をつけているので平気”
   ”これまでウイルスやスパイウェアを経験したことが無い”
   ”対策ソフトを入れるとパソコンが遅くなるから使わないよ!
   
と言って、無防備にしていると、いつか危険な目に会う可能性が高まっています。


■セキュリティソフトの使い方

① 「ウイルス定義ファイル(ウイルスパターンファイル)」を必ず定期的に更新する。

定義ファイルにはウイルス・スパイウェアのパターンを持っていますので、もし、更新しないと、新しいウイルス・スパイウェアを検出できないので、必ず更新しましょう。

② プリインストールのセキュリティソフトは体験版で期間限定なので要注意。

試用期限が切れると、新しく出現するウイルス・スパイウェアなどの危険を検出できません。期間が過ぎる前にライセンスを購入するか、新しいセキュリティソフトに変更しましょう。

③ セキュリティソフトを使うとパソコンの動作が遅くなっても多少は我慢。

極端に遅くなる場合は問題ですが、多少は”安全のためには必要なもの”と考え、我慢しましょう。但し、我慢の限度を超えた場合は、他のソフトを検討しましょう。

④ 一つのパソコンに2つ以上のセキュリティソフトは不可。

2つ以上のセキュリティソフトを使用すると、パソコンが不具合を起こす可能性があります。

2014年6月4日水曜日

Wi-Fi、公衆無線LAN、WiMAX、LTEとは? モバイル無線通信の基本用語まとめ

スマホの普及で、高速な無線通信サービス、Wi-Fi、公衆無線LAN、WiMAX、LTEが登場しています。でも、その違い、いまいち分かりづらいですね。私もコンピュータ技術者の一人(といっても古い技術者)ですが、これらを説明して!と言われても、なかなかうまく説明できません。

なお、これらのサービス、いずれもノートパソコンやスマホで、いつでもどこでも高速でインターネットが使えるサービスです。今回は、これからますます盛んになる「高速な無線通信サービス」を簡単に紹介し、その違いも説明したいと思います。


高速のインターネット接続というと、これまでは、FTTH(光ファイバー)、ADSL、CATVなどの有線接続が主でした。無線接続は、これまでは通信速度が遅く、インターネット利用では不便でした。

しかし、Wi-Fi、公衆無線LAN、WiMAX、LTEなどを使えば、ノートパソコン、スマートフォンなどの携帯機器で、高速な無線通信のインターネット活用ができるようになりました。最近の無線通信サービスの高速化には驚くばかりです。

なお、携帯電話会社の通信サービスが高速化されたことで、スマホを無線のアクセスポイント(親機)として、パソコンなどさまざまな外部機器をインターネットに接続して楽しめるようになりました。

これが「テザリング」と言われるもので、パソコンなどをスマホにWi-Fiで接続し、スマホからインターネットに接続します。これを使うと、例えば、田舎などでも、スマホがあるだけで、スマホにパソコンを無線で接続し、インターネットを活用できるようになります。

ただし、「テザリング」を使うと、通信料が高額になるので、「スマホのパケット定額サービス」への加入が必須です。そうしないと、パソコンで多量のインターネット通信を実施してしまい、高額な料金を請求されます。

なお、「テザリング」を使いすぎると、すぐにパケット定額サービスの最大料金になるので、使い過ぎによるスピード制限に注意下さい。



■ LAN、無線とは


LANとは狭い範囲のコンピュータがつながったもの

ネットワーク(Network)とは、「コンピュータが網の目のようにつながったもの」です。インターネットは、世界で一番大きなネットワークになります。

なお、LAN (Local Area Network、ラン)とは、「狭いネットワーク」のことで、家庭や建物内の、「狭い範囲のコンピュータがつながったネットワーク」を言います。


有線(ワイヤ)と無線(ワイヤレス)

ネットワークは、つなぐ形態で、有線(ワイヤ)と無線(ワイヤレス)に分けられます。

  有線(ワイヤ)  : 線でつなぐ方式
  無線(ワイヤレス): 線でつながず無線(電波)でつなぐ方式


有線の場合は”有線”という言葉はつけず、無線の場合だけ「無線LAN(ワイヤレスLAN)」というように呼ばれることが多いです。



■ 親機(アクセスポイント)と子機

無線でのインターネット接続の窓口を「親機(アクセスポイント)」といい、それにパソコンなどの「子機」をつなぐことで、インターネットを利用します。

なお、家庭では、通常、「親機(アクセスポイント)」は、ルータが兼ねる場合が一般的で、無線LAN機能を有したルータをアクセスポイントとして無線LANを構築します。



■ 無線LANの接続規格


無線LANは「IEEE 802.11」という接続規格で実現されており、2014年6月現在では、以下の接続規格があります。なお、家庭で使う、無線LANの親機(アクセスポイント)の場合、複数の規格をサポートしています。例えば、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11aなど。

 ・IEEE802.11b・・・周波数帯域2.4GHz帯を使用した規格、最大速度は11Mbps

 ・IEEE802.11g・・・周波数帯域2.4GHz帯を使用した規格で、最大速度は54Mbps

 ・IEEE802.11a・・・周波数帯域5.2GHz帯を使用した規格で、最大速度は54Mbps

 ・IEEE802.11n・・・周波数帯域2.4GHz帯と5.2GHz帯の両方を使用、最大速度は450Mbps

 ・IEEE802.11ac・・・周波数帯域5GHz帯を使用した規格で、最大速度は約7Gbps



■ Wi-Fi(ワイファイ): 国際的な認証を受けた無線LANのブランド名


Wi-Fi(ワイファイ)は、国際的な業界団体「Wi-Fiアライアンス」から、無線LAN機器間の接続を保証し、認証されたことを示す名称、ブランド名です。安心して、無線LANに接続できますよ!というシンボルです。

最近では、パソコン以外にも、スマホ、携帯ゲーム機、音楽プレイヤー、デジタルカメラ等にもWi-Fiが搭載されており、Wi-Fiのお陰で、無線で安心して相互に接続出来ます。

また、Wi-Fi機能が加わったSDHCメモリカードもあり、撮った写真を無線LAN経由で自動的に転送し、写真共有サービスやPC上に画像を転送することができます。



■ 公衆無線LAN(ホットスポット、Wi-Fiスポット)


無線LANを使用し、ごく限られたエリアでインターネットへの接続ができるサービスです。空港、駅、ファーストフードなどにおかれ、街中でブロードバンド環境でインターネットが利用できます。

公衆無線LANはWi-Fiで接続されており、ホットスポット、Wi-Fiスポットなどと呼ばれます。



■ WiMAX(ワイマックス)、モバイルWiMAX : 高速無線ネットワーク


無線LANの技術を拡張して規格化され、広範囲でインターネットなどの通信ができる高速ワイヤレスインターネットです。無線LANとは異なり、広いエリアで利用可能で、外出中や移動中も高速の通信が可能です。

ひとつの基地局でカバーできる範囲が、無線LANに比べて広く、技術的には最大半径3kmまでアクセス可能です。

“無線LAN”の延長線上に生まれた規格であり、元々は光やADSLなどの敷設が難しい地域に向け、無線による固定ブロードバンド通信網を提供するための技術としてスタートしたものです。

また規格策定には、パソコン向けのCPUで知られるインテルが大きく関わっていることから、現在多くのノートパソコンに、モバイルWiMAXによる通信機能が内蔵されるようになってきています。



■ LTE :携帯電話の高速通信サービスの規格 「3.9G」(第3.9世代)


LTE(Long Term Evolution)は、次世代の携帯電話向け高速無線通信規格のことです。国内では「3.9G」とも呼ばれてきましたが、最近は海外を中心に「4G」と呼ぶことも増えてきています。

NTTドコモの高速通信サービス「Xi」(クロッシィ)に採用されるなど、いま注目を集めている新しい通信方式です。

LTEは携帯電話のデータ通信を高速化した規格で、家庭向けのブロードバンド回線にほぼ匹敵する高速なデータ通信が可能です。従来と異なりすべての通信をパケット通信として処理するため、音声通話はデジタルデータに変換されてパケット通信に統合されます。


■LTEとモバイルWiMAXの違いは

LTEは、3G携帯電話方式の延長として生まれたもの。モバイルWiMAXは無線LANの技術を拡張して生まれたもので、料金プラン、対応エリアなどが違います。

なお、LTEは、携帯電話キャリアが導入しやすいよう、従来の携帯電話の規格と共通化、あるいは互換性を持たせる仕組みを用意しているのが特徴です。

無線LAN活用時に知っておきたい基本用語と安全対策

無線LANは、LANケーブルのような線を使用せず、無線を利用したコンピュータ間の接続(ネットワーク)です。最近は家庭でもよく使われ、ケーブルを使用しないため、パソコンやスマホなどが、どこにあっても、インターネットに接続でき便利です(但し、接続できる範囲はありますが)。

しかし、便利な反面、無線なのでどこからでも情報を盗み出すことが可能なので、安全な使い方をすることが大事になってきます。

今回は、無線LANを使うときに知っておきたい基本用語、安全対策について整理して見たいと思います。なお、専門家の皆様からは?の内容があるかもしれませんが、ご了承下さい。


なお、今回の内容は、以下のサイトの内容が、とても参考になりました、ありがとうございました。

 無線LANの規格・速度とセキュリティ | WPA・WPA2・WEP・TKIP・AES
 http://electric-facilities.jp/denki5/musen.html




■ Wi-Fi HOME SPOT 「au HOME SPOT CUBE」の例


なお、私が使っている、無線LAN「au HOME SPOT CUBE」には、次のような説明がありました。

 (1) SSID1・・・無線周波数=2.4GHz、ネットワーク認証方式=WPA2、接続機器=スマホ、パソコン

 (2) SSID2・・・無線周波数=2.4GHz、ネットワーク認証方式=WEP、 接続機器=ゲーム機

 (3) SSID3・・・無線周波数= 5GHz、ネットワーク認証方式=WPA2、 接続機器=スマホ、パソコン



簡単に言うと、無線として、SSID1、SSID2、SSID3の3種類が使えることになります。

なお、SSID1、SSID3は認証方式(暗号化)がWPA2と安全性が高く、スマホやパソコン接続に適しており、SSID2は認証方式がWEPで安全性が低いため、ゲーム機接続に適しています。

また、SSID1、SSID3では、無線周波数がそれぞれ2.4GHz、5GHzなので、以下の利用に適しています。

  SSID1(2.4GHz)
    ・・・壁などの障害物に強いため、違う部屋で利用する場合
    
  SSID3( 5GHz)
    ・・・電子レンジなどの影響を受けにくい為、それらの機器と同じ場所で利用する場合



■ 無線LANを識別する名前 SSID


SSIDは Service Set ID と呼ばれ、無線LANに付けられた名前(ID)です。IDを知らなければ通信することができません。

無線LANに接続するためには、無線LANが持っている名前、SSIDを探して接続します。アクセスポイントとクライアントのIDを一致させ、一致しないIDでは通信できないよう規格されています。



■ 無線LANの接続設定を行う規格 WPS


WPSは「Wi-Fi Protected Setup」の略称で、無線LAN端末を容易に認証し、接続設定を行うための機能を示した仕様です。

無線LANのアクセスポイント機のプッシュボタンを押し、一定時間内に無線LAN機器からアクセスがあれば、自動的に認証とパスワード設定が完了する「プッシュボタン方式」、発行されるPINコードを子機に入力する「PINコード方式」など、設定を簡易に行うための方式がいくつか用意されています。



■ 無線LANの規格(種類)  *規格=種類と考えて良いです


無線LANの規格は、使用する周波数帯や最大速度などによって「11b」「11g」「11a」といった規格があります。


■IEEE802.11b・・・周波数帯域2.4GHz帯を使用した規格、最大速度は11Mbps

ほとんどの無線LAN機器が対応しており、速度は遅いですが無線LANを安価に導入することが可能です。壁などの障害物に強く、伝送距離も比較的長いため、オフィスや壁面の多い家庭内の1階と2階の通信などに向いています。

なお、周波数帯域2.4GHz帯は電子レンジと同じ周波数帯域を利用するため、電子レンジや Bluetooth を利用することで電波が乱され、接続できなくなったり、速度低下が発生します。


■IEEE802.11g・・・周波数帯域2.4GHz帯を使用した規格で、最大速度は54Mbps
11gは11bとの互換性があり、最大で54Mbpsの高速通信を実現します。既存の11b環境を利用してグレードアップしたいときに適しています。通信速度が速い上、11bと互換性があるため、通信可能な接続機器が多いという特徴があります。

ただし、2.4Ghz帯を使用するため、電子レンジなどの周波数帯域と重なり、接続できなくなったり、速度低下が発生します。


■IEEE802.11a・・・周波数帯域5.2GHz帯を使用した規格で、最大速度は54Mbps

通信速度が速く、電子レンジや Bluetooth などの周波数帯域を使用しないため、干渉による速度低下などの心配がありません。ただし、周波数が高い(波長が短い)ため、障害物による影響を受けやすい欠点があります。


■IEEE802.11n・・・周波数帯域2.4GHz帯と5.2GHz帯の両方を使用した規格で、速度は300Mbps~450Mbpsまで高速化

通信距離の長く、障害物があっても高い安定性を持つなど多くの利点があります。5.2Ghz帯を使用すれば、電子レンジなどによる干渉もありません。


■IEEE802.11ac・・・周波数帯域5GHz帯を使用した通信規格で、速度は433Mbps~約7Gbpsの高速データ通信

アンテナを複数使用して通信帯域を拡張するMIMO(Multiple Input Multiple Output)を駆使し、電波の効率的な送受信を行うものとしています。但し、まだ、本格的な普及には至っていません(平成26年6月現在)。


《補足》Wi-Fi・・・無線LANの認定規格

Wi-Fiに準拠していれば、同様にWi-Fiに準拠した他社製品とも相互に通信可能であることが保障されます。

Wi-Fi準拠品であることの認定は、「11a」「11b」「11g」「11n」それぞれ個別に行われ、通信機能や互換性が十分であれば、Wi-Fi準拠品であることを証明するロゴが使用可能となります。



■ 無線LANの安全対策(セキュリティ) 「WEP」「WPA」「WPA2」


無線LANは、通信を無線で行うため、傍受される危険性が高いので、通信される情報を適切に保護する必要があり、多数の暗号化方式があります。暗号化方式として「WEP」「WPA」「WPA2」があります。

無線LANによりサポートしている暗号化方式は違いますが、安全性から言えば、” WEP < WPA < WPA2 ” のため、出来るだけ「WPA2」方式を利用して下さい。


■WEP・・・暗号化の鍵が固定されており時間をかければ解析される危険性有り

暗号化に使用される鍵は、パスワードを変更しない限り同じものが使用され続けるため、解析される危険性が高いです。40~128bit、156bitというように強度を高めた方式もありますが、鍵が固定であるため、時間をかければ解析できるという危険性を持っています。


■WPA・・・WEPの強化版となる暗号化方式

TKIPと呼ばれる暗号化アルゴリズムの採用が義務化され、さらに高い安全性を持つAES(CCMP)と呼ばれるアルゴリズムの採用も可能となっています。


■WPA2・・・WPA2は WPAの後継規格で、AESの採用が義務化され2004年に標準化

WPA2ではAESが義務化されていますが、WPA2準拠でもTKIPを使用することが可能となっています。セキュリティ強度の高さからすれば、AESを使用するのが望ましいです。



■ 《補足》TKIP/AESとは


私も以前勘違いしていましたが、WPA = TKIP、WPA2 = AES ということではなく、WPA、WPA2それぞれTKIP、AESのいずれかの暗号化アルゴリズムが使用可能です。

つまり「WPA-PSK(TKIP)」「WPA-PSK(AES)」「WPA2-PSK(TKIP)」「WPA2-PSK(AES)」の4種類が、暗号化の方式として選択可能ということになります。

AESを使用するのが最も安全と考えれば問題はなく、WPA-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES)のどちらも、セキュリティ強度には違いがないとされています。


■TKIP

TKIPは Temporal Key Integrity と呼ばれ、秘密鍵を一定パケット数毎に更新することで、セキュリティ強度を高めた方式です。しかし、暗号化にRC4を使用しているためセキュリティ強度に不安が残り、解析ツールによってセキュリティが破られるおそれがあります。


■AES

AESは Advanced Encryption Standard と呼ばれ、アメリカ政府(米国商務省標準技術局 NIST)も採用している暗号化で、解読が不可能とされています。暗号化アルゴリズムには Rijndael が使用されています。現在、最も信頼できる暗号化技術とされていますので、セキュリティ向上の観点から、強く推奨される方式です。