USBメモリ、ポータブルHDD、小型でデータの持ち運び、データのバックアップには大変便利ですね。最近は、大容量で安くなり、Amazonで購入すると、32GBのUSBメモリは約2千円、1TBのポータブルHDDでも1万円以下で購入できる時代になりました。
しかし、USBメモリ、ポータブルHDDにも寿命があるので、いつまでも使えるとは限りません。
インターネットで以前調べた内容では、安全サイドで考えると、
USBメモリの寿命・・・・・・約5年
ポータブルHDDの寿命・・・・約10年
と考えたほうがよさそうです。ただし、製品によっては、購入した時点で既に不良品もありますが。
私はパソコン講師の仕事をしていますが、授業で使う資料を家で作成し、それをUSBメモリに保存。このUSBメモリを授業に持っていき活用しています。大事なデータは紛失のことを考えてZip形式で暗号化しています。
このUSBメモリ、もし、授業中に壊れたら、授業が中断するので、最近は、2つのUSBメモリに、同じデータを保存し、万が一、壊れた場合の対策をするようにしました。
使っていると、いつまでも使えるという感覚を持ってしまいますが、なんでも寿命があるので、予備のものを持つなど、対策が必要ですね。
以下は、私が以前調べたもので、少々古い内容ですが、参考にして下さい。
■USBメモリは記録回数に制限、書き換え可能回数は5000~1万回
参考情報:2009年11月18日
気になる「自然蒸発」と「セル寿命」:USBメモリーは10年もつか:PC Online
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/basic/20091109/1020302/
USBメモリーの寿命は、それが採用している半導体チップ、フラッシュメモリーの寿命になります。
フラッシュメモリーは電気的に情報を記録・消去でき、電源を落としても情報を保持できる半導体チップ。USBメモリーに限らずmicroSDや SDといったメモリーカード、あるいは携帯音楽プレーヤーなど、さまざまな機器で記録メディアとして採用されてます。
フラッシュメモリーには「書き換え可能回数」があり、一部のタイプのチップでは、書き換え可能回数は5000~1万回ほどだと言われています。
書き換え可能回数が1万回とは、同じ個所を1万回書き換えるとその部分が使用不能になる恐れがあり、仮に1万回であれば、1日10回書き込みを行うと、1000日(約2.7年)の寿命になります。
なお、実際はデータの書き込み処理は複雑なプロセスを踏むので、このような単純な計算では書き込み回数を決めるのは難しく、しっかりとしたUSBメモリであれば、5年以上は使えると言われています。ただし、安物のUSBメモリは寿命を迎えるのが早いと言われています。
■ポータブルHDDは衝撃などの機械的な刺激に弱い
ポータブルHDD(ハードディスク)とは、片手で持ち歩ける小型・軽量で大容量のデータを保存できる機器です。電源コンセント不要(バスパワー駆動)でパソコンのUSB端子などにつなぐだけで使用できるので、持ち運びに最適です。
構造がレコードプレイヤーみたいなものなので、電気的な寿命というより、衝撃などの機械的な刺激に弱いことになります。通常の使用であれば10年ぐらいは持つと言われています。
■DVD-Rは最短で9年の寿命(温度30℃、湿度80%の環境)
参考情報:2007年7月23日
メディアの寿命はこうして推定する:PC Online
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070720/277930/
デジタルコンテンツ協会(DCAj)は寿命測定法の標準化を目指し、DVDメディアの寿命測定。DVD-Rの寿命は最短で「9年」という数字(温度30℃、湿度80%の環境)。ただ、ここには寿命が計測不能だった粗悪メディアは含んでいない。実際には、寿命0年という粗悪な海外メディアもあったそうです。
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